3月26日にElectronic Artsからリリースされたアクションゲーム『It Takes Two』。2人協力プレイという敷居の高さがありながらも、同作のSteamにおけるプレイヤー同時接続数が3万7000人を超えたことが、Steamデータの外部統計サイトSteamDBから明らかとなった。『It Takes Two』本体(2万1000人)と、ゲームを無料で遊べるフレンドパス(1万6000人)の合計値となる。
『It Takes Two』は、『ブラザーズ:2人の息子の物語』や『A Way Out』など、協力プレイをテーマにした作品を多数作り上げた映画監督でゲームデザイナーのジョセフ・ファレス氏の新作アクションゲームだ。離婚間際の夫婦が、不思議な力によって人形にされてしまう。ふたりは元に戻るため、いやいやながらも一緒に冒険を開始する。
全編協力プレイに主眼が置かれており、ひとりでは遊べない。SteamではRemote Play Togetherに対応、ほかのプラットフォームでは製品版を所有しているほかのプレイヤーと一緒に遊べる無料の「フレンドパス」が用意されている。
レビューの評価もかなり高く、参考値ではあるもののレビュー統計サイトMetacriticによるとPC版のメディアによる平均スコアは90点となっている。ユーザースコアも平均値は8.8点と高く、批評家やプレイヤーからおおむね高い評価を得ていることがわかる。
ジョセフ・ファレス氏はかなりのビッグマウスとしても知られており、海外メディアGame Informerにて「”このゲームは退屈で驚くべきことが何ひとつない”と思った人にはもれなく1000ドルあげるよ!」と語っていた。さまざまな海外ニュースやフォーラムを見ているが、今のところファレス氏から1000ドルもらったという話は見つけられていない。少なくとも現時点で、ゲームをプレイしたすべてのプレイヤーはゲームが退屈だと思わなかったのだろう。
高い評価を得た『It Takes Two』はPlayStationプラットフォーム、Xboxプラットフォーム、PCにて販売中。1000ドルをもらうために絶対驚かないぞ!という方も、純粋にゲームを楽しみたい方も試して見る価値は大いにある作品だ。
ライター/古嶋誉幸