ポーランドのパブリッシャーPlayWayは、Big Cheese Studioの開発するクッキングゲーム『Cooking Simulator』の崩壊後の世界をテーマにした新DLC「Shelter」を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Cooking Simulator』は、2019年にリリースされたお料理シミュレーションだ。一流のシェフとなるため、キッチンでさまざまな器具を使って80種類以上のレシピから料理を作る。これまでは焼き菓子を作るDLC「Cakes and Cookies」やピザを作る「Pizza」DLCなど、実在する料理のレシピを拡張してきたが、今回の「Shelter」は人類文明の崩壊後の世界でシェフをするDLCとなっている。
DLC「Shelter」にて登場する料理の材料は変異した生物や光るキノコなどで、世紀末感たっぷりとなっている。プレイヤーは核戦争による崩壊後の世界を放浪してようやくたどり着いたシェルターにて、ただひとりのシェフとして腕を振るう。地下に住む人々においしい世紀末料理を振る舞い、生き別れになった家族を探すのがプレイヤーの目的だ。
世紀末シェフとしての腕を上げれば、ほかのシェルターにも名がとどろく。おいしい料理で交易して協力者を増やせば、家族のうわさも一緒に流れてくるかもしれない。ただし、世紀末では食材を手に入れるのも命がけ。変異生物を狩り、光るキノコや放射性の野菜を育てて料理のための食材を手に入れよう。世紀末の世界では、シェフだって戦わなければならないのだ。
崩壊後の世界をテーマにしたゲームは多々あるが、シェフが主役となるゲームは数少ない。『Cooking Simulator – Shelter』は、崩壊後の世界の娯楽の筆頭である食事を紳士に描くゲームになりそうだ。
ライター/古嶋誉幸