株式会社ストーリーテリングは、ゲームデザイナー・脚本家のイシイジロウ氏による書籍『ストーリーのつくりかたとひろげかた 大ヒット作品を生み出す物語の黄金律』（以下、ストーリーのつくりかたとひろげかた）を、4月23日（金）に全国の書店で発売すると発表した。価格は税込1000円。
なお、通販サイト大手のAmazon.co.jpでは物理版および電子書籍（Kindle）版の予約注文を受け付けている。
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【新刊案内】星海社新書『ストーリーのつくりかたとひろげかた 大ヒット作品を生み出す物語の黄金律』（著者/イシイジロウ）情報公開しました。
— 星海社 (@seikaisha) April 9, 2021
ジャンルを超えたストーリーの成功法則とAI時代のコンテンツの展望を徹底解説！https://t.co/5vXDM6ugmN pic.twitter.com/ZOn0td94Qb
『ストーリーのつくりかたとひろげかた』は2020年10月に発売された『IPのつくりかたとひろげかた』に続く書籍である。リリース文によれば、本書では大ヒット作品の映画『アイアンマン』や『君の名は』を例に、創作のジャンルを超えた「ストーリーの成功法則」が解説されているという。
また、書中では、近年流行をみせるマーダーミステリーやコロナ禍にともなって生まれたZoom演劇などの実験作品から、エンターテインメントの必須要素である「ミステリー」を分析。イシイ自身が関わった体験型イベント『SECRET CASINO』の裏側なども紹介している。
さらに最終章では、電ファミニコゲーマー編集長のTAITAI氏がまだ4gamer.netの副編集長であった2013年の座談会記事を、出演者のイシイ氏自身がアップデート。AI（人工知能）がより一層普及していく未来の「ストーリーとの向き合い方」が論じられているようだ。
『ストーリーのつくりかたとひろげかた』のリリース文は以下のとおり。62ページまでの試し読みリンクも含まれているので、本書に興味があれば購入前に一度チェックしてみてほしい。
イシイジロウ著作第2弾『ストーリーのつくりかたとひろげかた 大ヒット作品を生み出す物語の黄金律』が星海社新書より4月23日に発売決定
株式会社ストーリーテリングは、星海社新書『ストーリーのつくりかたとひろげかた 大ヒット作品を生み出す物語の黄金律』を4月23日（金）に発売することをお知らせします。
『ストーリーのつくりかたとひろげかた』はゲームデザイナーのイシイジロウによる『IPのつくりかたとひろげかた』に続く著作となり、映画、ビデオゲームを横断したストーリー創作論について述べた本です。
本書は『アイアンマン』、『君の名は。』といったヒット映画の成功法則「三幕構成」、「15のビート」、「感情曲線」を解説するとともに、ビデオゲームなど他ジャンルに応用するノウハウを論じます。また、ストーリー術をより実践的に深化させる方法論として、ストーリーをチームで制作するメソッド「リライティング」を解説。『428 〜封鎖された渋谷で〜』の脚本術を丸裸にします。
さらにエンターテインメントに必須な「ミステリー」を分析し、マーダーミステリー、オンライン・イマーシブ・シアターなどの最新のミステリーゲームを紹介。著者が携わった『SECRET CASINO』、『CATSと蘇ったモリアーティ』の制作の裏側を明らかにします。
最終章では、ゲームWebメディア「4Gamer.net」に掲載された「イシイジロウ氏ら第一線で活躍するクリエイターがアドベンチャーゲームを語り尽くす！ ――『弟切草』『かまいたちの夜』からはじまった僕らのアドベンチャーゲーム開発史」という座談会記事を著者自らアップデートするとともに、来たるべきAI時代のストーリーテリングを論じます。
アドベンチャーゲームやシミュレーションゲームに存在する特殊な作劇を分析し、AIの新しい概念「プレイヤーAI」と著者が発見した「人狼ゲームのトゥルーエンド」を通して、未来のストーリーを考えるヒントが本書にはあります。
▼目次より抜粋
〇まえがき
・なぜシナリオライターでもない僕がストーリーのノウハウを語るのか
・これからの物語の可能性
〇第１章 リライティングと三幕構成
・ストーリー作りの地図を作れ
・伝説的だった黒澤明の複数人シナリオ体制
・『４２８ 〜封鎖された渋谷で〜』のシナリオ体制
・『アイアンマン』の15のビートの分析
〇第２章 主人公と感情曲線
・感情移入と共感の差異を考える
・『君の名は。』の感情曲線分析
・ビデオゲームの主人公性
・葛藤ができる選択肢
〇第３章 ミステリーとミステリーゲーム
・読者のミステリーに対する欲求は二種類
・新しいミステリーゲーム「マーダーミステリー」
・後期クイーン的問題とは
・第五の壁を越えた『SECRET CASINO』
〇第４章 ゲームの物語作りの最先端とその未来
・『弟切草』のループ構造的なもの
・プレイヤーの錯覚を利用した『ときめきメモリアル』
・ＡＩによる物語の生成
・未来のストーリーテリングの鍵は「プレイヤーＡＩ」だ
・「感情移入」でも「共感」でもない「ロールプレイ」
・物語の千日手を目指して
・来たるべきＡＩ時代のストーリーとの向き合い方
▼著者プロフィール
イシイジロウ
1967年生まれ。アドベンチャーゲームを中心に、さまざまな作品のシナリオ・監督・プロデュース・ディレクションなどを担当する。チュンソフトで『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て！』監督、『428〜封鎖された渋谷で〜』総監督などを務めたのち、レベルファイブで『タイムトラベラーズ』ディレクターなどを経て2014年に独立、2015年に株式会社ストーリーテリング設立。近年の仕事に『文豪とアルケミスト』世界観監修、『マジカパーティ』原案、著作『IPのつくりかたとひろげかた』などがある。
▼書籍情報
タイトル：『ストーリーのつくりかたとひろげかた 大ヒット作品を生み出す物語の黄金律』
価格：税込1100円
発売日：全国書店で4月23日より発売
新書：256ページ
ISBN-10：4065228093
ISBN-13：978-4065228098
出版社：星海社
言語：日本語
62ページまでの試し読み：
https://www.dropbox.com/s/strgkz0jjtijj76/178_%E8%A9%A6%E3%81%97%E8%AA%AD%E3%81%BF.pdf
Amazonリンク：https://www.amazon.co.jp/dp/4065228093/
イシイジロウ https://twitter.com/jiro_ishii
星海社 https://twitter.com/seikaisha
ライター／ヨシムネ
