スペインに住むビデオゲーム開発者のフラン・バディージョ氏ら3人が小粒の実験的2Dアクションゲーム『Experiment 4510』を公開した。海外メディアFree Game Planetが報じている。ゲームはitch.ioより無料でダウンロードできる。
『Experiment 4510』のゲームプレイは、簡単に説明すると2Dアクションにクリッカーゲームの要素を足したものだ。フィールドの足場を移動しながら、丸い玉を集めるだけ。規定数集めると、フィールドに玉を増やしたり、玉が一定時間ごとに増えていくクリッカーゲームではおなじみのギミックが用意されている。基本的にはキーボードやコントローラーを使って画面左側に写っているゲーム画面を操作するが、そのすぐ下には購入のためのボタンがある。こちらはマウスで操作して選択しなければならない。
手に入れた玉を消費し玉の入手速度を加速させ、さらに多くの玉を手に入れる。ゲームは250秒で終了するので、プレイするのはその間だけだ。
一方、画面向かって右側にはなぜか猿ぐつわをされた人物が映し出されている。本作は「より良い世界をつくるため」謎の実験に参加しているという設定だ。そのため、ゲームは一定時間ごとに変化をしていく。例えば、画面が反転したり、あるいはあるキーが効かなくなったりだ。
本作はサウンドに力が入れられており、ゲームの音以外にも何かが行われている物音が度々聞こえる。果たして、この実験の真意は何なのか。
小さな実験作のため、謎がほのめかされたままゲームは終了する。クリッカーゲームと2Dアクションゲームを組み合わせるアイデアはなかなか面白いが、ゲームのアイデアを拡張する予定はないとのこと。