NHKは家庭用ゲーム機「ピピンアットマーク」を特集した番組『神田伯山のこれがわが社の黒歴史』の第1回を、5月4日(火・祝)の午後6時5分からNHK総合チャンネルで再放送すると発表した。
【19日 午後11:15】
— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) March 18, 2021
レギュラー番組への道
神田伯山の これがわが社の黒歴史
講談師 #神田伯山 が企業の黒歴史を語る!おもちゃ会社バンダイが社運をかけた新商品「ピピンアットマーク」がなぜ270億円の損失に?講談調で学ぶ異色の経済番組、爆誕!
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1996年に発売した「ピピンアットマーク」はバンダイとAppleが共同開発し、家庭のテレビでインターネットに繋げることができる「夢の次世代マルチメディア機」として日本とアメリカで売り出された。ゲームが遊べるだけでなく、ワードプロセッサソフトにも対応していたり、インターネットから取得した画像を保存することもできた。しかし売上は一向に伸びず、270億円の損失を招く。
なお、ゲームソフトとしては将棋ゲームや幼児向けゲームのほか、実写版のシャア・アズナブルが登場することで知られるシミュレーションゲーム『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』など、ガンダムのゲームがいくつか発売されている。
本番組『神田伯山のこれがわが社の黒歴史』では、人気講談師・神田伯山さんが黒歴史を笑いに昇華しつつ、手痛い失敗から得られた教訓をあぶり出し、挑戦者たちにエールを送る構成となっている。
「ピピンアットマーク」の当事者であるクリエーターの宮河恭夫氏、営業マンの川口勝氏が登場し、歴史的に貴重な裏話を披露。黒歴史をひもとく再現VTRは、すべてガンプラのコマ撮り映像で演出されており、「動くガンプラ」がストーリーを盛り上げる。
今回の放送は今年3月19日にBSプレミアムで放送されたものの再放送で、今回は地上波での放送となる。前回は本放送の前後から「ピピンアットマーク」の関係者や当時を知るユーザーが反応を示し、漫画家の岡本倫氏やハードオフの長岡川崎店が触れるなどSNSでは大きな反響があった。前回の放送を見逃した人はNHK総合、5月4日(火)午後6:05の放送を視聴してみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司