コーラスは日本を舞台にしたサバイバルホラー『夕鬼』を8月19日(木)に発売すると発表した。プラットフォームはPlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series S|X、PC(Steam)。価格はパッケージ版が税別2980円、ダウンロード版は税込2480円。
※昨年11月に公開された『夕鬼』のアナウンストレイラー。
『夕鬼』は1990年代の日本を舞台にした一人称視点のホラーゲーム。舞台は病院の扉を開けたはずが日本家屋につながり、ふすまを開けたのに学校へとつながる奇怪な夕焼けの世界だ。3つの空間は法則性もなく接続している。
ゲーム本編では、自分で気づかないうちに心に殻を作ってしまった小学5年生の少女が、無理やり誘われた肝試しに参加する場面から物語がはじまる。少女はツンと呼ばれる幽霊に取りつかれ、夕焼けの世界へと連れ去られ遊ぶよう強要されてしまう。プレイヤーはこの少女となって、この夕焼けの世界から脱出しなければならない。
このゲームは肝試しをベースに、脱出に必要なアイテムを探す「かくれんぼ」のような前半パートから、手に入れたアイテムを持って逃げる後半パート「鬼ごっこ」へと変化する。
主人公は敵を倒す手段を持っていないので、目の見えない敵は息を止めてやり過ごし、耳の聞こえない敵からは身を隠しながら歩かなくてはならない。ときには、走りぬけることも必要となるが、大人ほど速く走れないのでどこかに隠れないと、すぐに追いつかれてしまう。
赤い夕焼けに染まる学校廊下、障子から差し込む斜陽、電気の切れた病室の赤と黒のコントラスト、ノスタルジーと美しさのビジュアルが特徴だ。PS5、Xbox Series S|X、Steam版は4K、60FPSの動作に対応しており、またSteamでは体験版が近日配信予定だという。
本作の前日譚となるノベルゲーム『夕鬼 零』がNintendo Switch、SteamVRで発売中。本作前にプレイしていると、『夕鬼』のストーリーがより一層楽しめるかもしれない。サバイバルホラー『夕鬼』は8月19日(木)に発売予定だ。
ライター/福山幸司