アメリカ合衆国フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、「スターウォーズの日」である5月4日に新たな体験型宿泊イベント「スターウォーズ:ギャラクティックスタークルーザー」を発表した。
宿泊イベントは2022年から実施される予定だが、発表の目玉として用意されそのイベント以上に注目を集めているのが、本物と見まごうような「ライトセーバー」のレプリカだ。
スターウォーズ:ギャラクティックスタークルーザーは2日間に及ぶ体験型宿泊イベント。参加者はポッドに乗り込み、『スターウォーズ』の世界にある「ハルシオンスタークルーザー」(ホテル)へと旅立つ。
ハルシオンでは宇宙中から集まったキャラクターとともにダイニングで食事をとったり、ハルシオンのブリッジで船の航行システムや防衛システムを操作し、古代の方法でライトセーバーの使い方も学べる。惑星バトゥーをテーマにしたアトラクション「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」とも接続されており、ハルシオンから飛び出し、惑星バトゥーに赴く機会もあるという。
ディズニーはこれをストーリーテリングではなく「ストーリーリビング」であると表現している。参加者はルートに沿ってアトラクションを体験するのではなく、自分の意思で何をするかを選び取るのだ。
そして本物にしか見えないこのライトセーバーレプリカは、ディズニーテーマパークのアトラクションの設計や開発を行うウォルトディズニーイマジニアリングリサーチアンドデベロップメントにて開発された。
2017年にブレードを本当に伸ばせるライトセーバーの特許がディズニーによって提出されており、この技術を使っているのではないかと見られている。気になるブレード部分だが、巻き尺のように薄いプラスチックを引き延ばすことで表現しているようだ。
残念ながらこのライトセーバーは一般販売される品ではないようだが、ギャラクティックスタークルーザーに参加すると実際に扱えるのかもしれない。
よりディープに『スターウォーズ』の世界に入り込むことができる「スターウォーズ:ギャラクティックスタークルーザー」は、2022年オープン予定。ディズニーは本物そっくりのライトセーバーを、「『スターウォーズ』の物語に飛び込む方法のひとつにすぎない」と自信を見せている。
ライター/古嶋誉幸