パブリッシャーのDevolver Digitalは、オーストラリアのゲーム開発会社Team WIBYが開発する非同期マルチプレイ一人称視点アクションゲーム『Phantom Abyss』を発表した。6月にSteamで開発中のゲームを販売する早期アクセスが開始される。
『Phantom Abyss』は、ワイヤーフックで移動できるムチを持った探検家が、聖なるレリックを手に入れるために自動生成された神殿を探索する非同期型の大規模マルチプレイゲーム。まるで『インディー・ジョーンズ』の世界のような恐ろしいトラップの数々をくぐり抜け、神殿の奥を目指す。
自動生成される神殿はたった一度しか挑戦できない。初見殺しのようなトラップに引っかかろうが、些細なミスで失敗しようが、価値の低いレリックを手に入れてゴールしようが、偉大なレリックにたどり着こうが、一度きりだ。
先の見えない神殿で頼りになるのは、自分のアクションテクニック以上に、他人の死。本作は非同期型の大規模マルチプレイゲームで、他人の死は「ゴースト」として神殿に残る。あとから挑戦するプレイヤーは、先人の死に様を見て先にある危険を察知するのだ。同じ神殿に挑戦した最大20人の亡霊たちの失敗を見て学び、彼らが落としたムチを盗み取ろう。
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神殿は自動生成だが、プレイヤーは失敗に終わった「神殿のコード」を共有して、同じ神殿をフレンドに挑戦してもらうことができる。志半ばで倒れても、ほかのプレイヤーに後を託すことができる。
宝箱から鍵が手に入ったら、神殿の深部へと進むことができる。深ければ深いほど困難さは増し、それに比例して報酬の価値も高まっていく。神殿の最奥に秘められた伝説のレリックを誰かが獲得すれば、その神殿のすべてを手にする。伝説のレリックを失った神殿は、永遠に消え去ってしまうという。
成功を重ねると新しいムチをアンロックできる。見た目だけではなく祝福を受けているものもあり、冒険を手助けしてくれるだろう。
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誰かが神殿最奥にたどり着けば神殿は消えてしまうが、だからといって先に挑戦すると先に何があるか分からない。自動生成ダンジョンがどれほどの数になるかによって、神殿の人口密度も決まりそうだ。早期アクセスは現時点で1年前後に終了を予定しているという。
ほかのプレイヤーの死を乗り越えて先に進むゲームに興味があれば、『Phantom Abyss』をウィッシュリストに入れて6月の早期アクセススタートを待ってほしい。