4A GamesはPC版『Metro Exodus Enhanced Edition』のアップデートにて、PlayStation 5のコントローラー「DualSense ワイヤレスコントローラー」(以下、DualSense)に対応したことを伝えた。
DualSenseの特徴であるアダプティブトリガーにも完全対応していることを、海外メディアVideo Games Chronicleのアンディ・ロビンソン氏が伝えている。VGCによると、現在この機能は有線接続のみ対応しているようだ。
PS5’s DualSense is now fully functional on PC, via Metro Exodus’ latest update. pic.twitter.com/97yVVYYIJy
— Andy Robinson (@Andy_VGC) May 22, 2021
『Metro Exodus』は核戦争で地上に住めなくなった世界で、モスクワの地下鉄駅に移り住んだ人類の姿を描くFPSだ。これまでのシリーズは一本道スタイルだったが、本作は地上が舞台となり、広大なロシアの地を仲間と一緒に汽車で旅するオープンワールドゲームとなった。
DualSenseのアダプティブトリガーとは、LRトリガーの重さが状況によって変化する、DualSenseの目玉機能のひとつだ。PCゲームがDualSenseの機能に完全に対応したのは本作が初めてだと思われる。
実際にPCにDualSenseをつないで少し試してみたが、しっかりとアダプティブトリガーに対応していた。銃のトリガーの遊びが再現されており、トリガーを軽く引くと、ある時点で一度重くなり、さらに強く押し込むことで射撃できる。(これをトリガーの「Wall」と呼ぶそうだ)また、連射する武器は弾が1発発射されるごとにトリガーが軽く押し戻されるギミックも搭載。振動以外でも射撃の反動を表現している。
一方、ゲームは振動にも対応しているが、ゲーム内の状況を触感として伝えるハプティックフィードバックの効果はあまり感じられなかった。
『Metro Exodus Enhanced Edition』が対応したことで、今後もDualSense対応のPCゲームが出てくるかもしれない。
レイトレーシングなど次世代機向けの機能に対応した「Enhanced Edition」は、6月18日(金)にPlayStation 5、Xbox Series X|Sで無料アップグレードが配信予定。
スパイク・チュンソフトから日本語版『メトロ エクソダス』がPS5、Xbox Series X|Sで7月15日(木)発売予定。PlayStation 4、Xbox One版をすでに持っている方は、PlayStation 4版100円、Xbox One版無料で次世代機へのアップグレードが可能となる。具体的なアナウンスはないが、日本語版もEnhanced Edition相当となるはずだ。