アイスランド大学がCCP Gamesと提携してビデオゲームから「友情」「孤独」を考えるオンライン講座を開設。『EVE Online』の体験談をもとに「新しい人間関係の形」へ洞察を深める

 宇宙空間MMO『EVE Online』を運営しているCCP Gamesアイスランド大学は、「友情とビデオゲームの科学」を学ぶオンライン学習コース『フレンドシップ・マシーン:新しい人のつながりの形成』を開始したと発表した。なお言語は英語のみとなる。

 この『フレンドシップ・マシーン:新しい人のつながりの形成』学習コースでは、ビデオゲームが人とのつながりにおいて与える「良い影響」と「悪い影響」について考察。ビデオゲームを通じて、プレイヤーが孤独を感じたり、社会的に孤立するリスクを考えたり、その逆に友情やつながりができる例など、宇宙空間MMO『EVE Online』のコミュニティで実際に起こったプレイヤーの体験談を分析しつつ、洞察を発展させていく。

 この講座は参加者が自分のペースで勉強することができる。申し込むと教材や資料が利用可能となる。なお登録者は最初の3週間は無料で受講できるが、その後のアクセスは50ドルがかかるとしている。

 アイスランド大学教育学部のÁrsæll Arnarsson教授(レジャー研究専門)は、「コンピュータゲームがゲーマーの精神的幸福や社会的スキルに深刻な悪影響を及ぼすのではないかという懸念が、ここ数年高まっています。一部のケースでは、これは真実かもしれません。しかし大多数の人々にとっては、ゲームプレイ・プラットフォームが友情形成装置として効果的に機能するという研究結果が実際に示されています。コミュニケーションと情報技術は、地理的、社会経済的な障壁を超えて、断絶した個人が出会うための代替空間を作り出すことができるのです」とコメントを寄せている。

 言語が英語のみということで難易度は高そうだが、CCP GamesのシニアストラテジストのTryggvi Hjaltason氏から『EVE Online』の貴重な話が聞けたり、Ársæll Arnarsson教授から学術的なアプローチの考察が聞けそうだ。興味がある人は受講してみてはいかがだろうか。

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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