1995年にスーパーファミコン向けに発売されたアクションRPG『天地創造』の「アーカイブ配信」を希望する署名運動が、オンライン署名収集サイトchange.orgにて開催中だ。
署名活動のあて先はスクウェア・エニックスとなり、本作のキャラクターデザインを務めた藤原カムイさん、サウンドクリエイターの小林美代子さんも協力している。
【#拡散希望】
— kisato(サンドアートパフォーマー/砂絵師) (@kisatosandworld) July 21, 2021
この度、藤原カムイさんと小林美代子さんにもご協力いただき、SFC #天地創造 のアーカイブ配信を要望する署名運動を立ち上げました。この作品を愛する方、また遊びたい方、興味あるのに遊べない方、どうか皆様お力添え下さい!!ご署名宜しくお願いします。
https://t.co/A5cpkjhqYS pic.twitter.com/laYRhE9aom
#天地創造 #terranigma を
— 高岡美代子🐇10/9〜15うさぎDays (@soundforest1) July 25, 2021
現行機でプレイする為の
署名運動が立ち上がりました。
ご賛同いただける方は
ご署名(HN可/メアド必)と
できましたら拡散RTなどお願いいたします。
お力添えいただければ幸いです。https://t.co/Jjl4vB43xn
『天地創造』は、1995年にスーパーファミコン向けソフトとして当時のエニックスから発売されたアクションRPG。
世界で唯一、人々が住む場所であるクリスタルホルム村に住む少年アークは、ある日、長老の家にある「開かずの扉」に入ってしまい、そこで封印されている箱を開けてしまう。その結果、村の人々が凍り付いてしまう異変が起きてしまう。
長老に言われるがまま、アークは村人を救済するために旅立つが、実はこの世界は地球の裏側にある「地裏」(ちうら)の世界であり、さらに地上には荒廃した「地表」(ちひょう)の世界が存在していることを知る。
本作は、聖書の「創世記」にある天地創造をモチーフにしており、壮大に物語が展開。荒れ果てた「地表」に、生命の息吹を取り戻し世界を復興させていくというユニークなストーリーが展開される。また主人公アークは台詞が存在するしゃべるタイプが採用されており、印象的なヒロインとの関係性など、感動的なキャラクター描写はユーザーから高く評価されている。
ゲームは村やフィールドを探索しつつ、アクションパートとなっているダンジョンを謎解きと、「槍」を使った戦闘を通して攻略していく。なお装備などのメニュー画面は主人公が開けてしまった箱の内部として構成されており、「地裏」のフィールドは、球体内部にいるかのように描写されているのが特徴的だ。
美術・キャラクターデザインは、マンガ『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』で知られる藤原カムイさんが務めており、開発は『アクトレイザー』を開発したことでも知られるクインテットが担当した。
https://twitter.com/kamuif/status/1419826109042946060
本作はアーカイブなどで配信されたことが1度もなく、現在プレイするにはスーパーファミコン実機と当時のソフトを揃える必要がある。
今回の署名運動は、以前から『天地創造』の熱心なファン活動をし、またNHKなどでサンドアーティストとして活動しているkisatoさんによるもの。移植、リメイクも希望しているが、まずはアーカイブ配信を叶えたいとしている。
またこの署名運動は、藤原カムイさんや、本作の音楽を曳地正則さんとともに務めた作曲家の小林美代子さんも協力しており、藤原カムイさんはこのキャンペーンのためにイラストを制作、小林美代子さんは新規楽曲を制作中とのこと。
署名をするには名前とメールアドレス、居住地などが必要となる。『天地創造』をプレイしたことある人や、今回のキャンペーンで本作に興味を持った人は署名に協力してみてはいかがだろうか。