ソニックパワードは、同名のゲームブックをビデオゲーム化したノベルゲーム『悪夢の妖怪村』を8月19日(木)に発売すると発表した。
価格は税込1600円。発売前の8月18日まで税込960円(40%オフ)となるセールを実施する。
『悪夢の妖怪村』は、江戸川乱歩賞の受賞作家でもある鳥井架南子氏が執筆し、1985年に発刊したゲームブック。また2011年にはニンテンドーDSiウェア(ニンテンドー3DS、DSi、DSiLL)としてビデオゲーム化されて配信されており、本作はそのNintendo Switch移植版となる。
高価な小型カメラを手に入れたことが、この悪夢のはじまりだった。あなたは珍しい映像をカメラに収め、テレビ局に売って儲けようなどと無粋な企てを考えてしまったのだ。人里離れた廃村に、妖怪や化け物が棲みついているらしいとの噂を聞きつけたのは、ちょうどそんな頃だった。
これまでに何人かの探検者がその廃村に出かけて行ったそうだが、帰ってきたという話は聞かない。妖怪たちにやられたのではないかと、囁くものさえいる。珍しい映像での金儲けに目の眩んだあなたは、そんな忠告に耳を傾けず、無謀にも単身その廃村に乗り込んでいった。「妖怪村」と呼ばれているその村へと……。
本作はゲームブック『悪夢の妖怪村』をシナリオとして、現在地を示す「地図」、どこでも記録・再開が可能な「しおり」などのサポート機能を盛り込んだ電子ブック型のノベルゲームとなる。困ったときのヒントや行動履歴などの機能も搭載しており、存分に物語に集中しながら、謎に挑戦ができる。
ゲームには、カッパやノッペラボウ、ロクロックビなど、さまざまな妖怪が登場し大迫力のイラストで描かれている。出会った妖怪を鑑賞できる「妖怪図鑑」も搭載されており、恐ろしくも美しくも世界を堪能できるものとなっている。
本作の原作となったゲームブックを執筆した鳥井架南子氏は、1984年の『天女の末裔』で第30回江戸川乱歩賞を受賞。ほかにも代表作として『トワイライト』、『月霊の囁き』があり、趣味で読み始めたゲーム・ブックの魅力に取り憑かれ、日本の推理作家初のゲームノベルを書き上げたとのこと。またゲームブックは『悪夢の妖怪村』のほかにも、『悪夢のマンダラ郷』、『悪夢の幽霊都市』があり、悪夢シリーズ3部作と呼ばれる。
ビデオゲーム『悪夢の妖怪村』は、Nintendo Switch向けに8月19日配信予定だ。予約期間中は40%オフのセールとなるので、気になった人は購入を検討してみてはいかがだろうか。