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iOS版『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』が配信開始。GDCアワードで「ベスト物語賞」を受賞し、高く評価されたアドベンチャーゲーム

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 Annapurna Interactiveは、アドベンチャーゲーム『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』のiOS版を配信開始した。価格は税込610円。

 『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』は2017年に発売した一人称視点のアドベンチャーゲーム。PS4、Xbox One、Nintendo Switch、PCで発売しているが、今回はiOS版の発売となる。

 舞台はワシントン州の辺境にあるフィンチ家の風変わりな屋敷。プレイヤーは一族の血を引くエディスとして、この屋敷で家族の軌跡をたどりながら、なぜ自分が一族の最後のひとりの人間なのかという謎を解いていく。

 屋敷を探索していると、遠い昔から現在に至る追憶がよみがえってくる。一族のそれぞれのストーリーを見つけ、その家族の命が尽きた日の人生を追体験していく。

 本作はアドベンチャーゲームのなかでも「ウォーキングシミュレーター」とも呼ばれるジャンルの作品で、基本的には道なりに屋敷を探索していくシンプルなゲームとなっている。だがそこから一族にまつわる複雑な人間関係や、奇妙なエピソードが浮かび上がっていく。

iOS版『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』が配信開始。GDCアワードで「ベスト物語賞」を受賞し、高く評価されたアドベンチャーゲーム_001
(画像はYouTube「WHAT REMAINS OF EDITH FINCH | App Store Trailer」より)
iOS版『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』が配信開始。GDCアワードで「ベスト物語賞」を受賞し、高く評価されたアドベンチャーゲーム_002
(画像はYouTube「WHAT REMAINS OF EDITH FINCH | App Store Trailer」より)
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(画像はYouTube「WHAT REMAINS OF EDITH FINCH | App Store Trailer」より)
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(画像はYouTube「WHAT REMAINS OF EDITH FINCH | App Store Trailer」より)
iOS版『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』が配信開始。GDCアワードで「ベスト物語賞」を受賞し、高く評価されたアドベンチャーゲーム_005
(画像はYouTube「WHAT REMAINS OF EDITH FINCH | App Store Trailer」より)

 屋敷のグラフィックは小物にいたるまで作りこまれており、それぞれのキャラクター生活がしていた痕跡とともに幻想的な雰囲気を感じさせるものとなっている。

 開発をしたのはアメリカの拠点を置くGiant Sparrowで、デビュー作『The Unfinished Swan』は高く評価されて注目を浴びる。本作も引き続き高く評価されておりGDCアワードでは「ベスト物語賞」を受賞している。

 オリジナルが2017年の作品ということもあり、ひさびさにプレイしているのはもちろんiOS版で初めてプレイしてみるのもいいだろう。ボリュームは2時間程度で完結する。iOS版『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』は配信中だ。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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