Game Scienceは、西遊記を題材にしたアクション・アドベンチャー『Black Myth: Wukong』のUnreal Engine 5を使った12分にわたるゲームプレイテストを、YouTubeにて公開した。
具体的な対象プラットフォームは明言されておらず、PCと主要コンソールに展開する。またクラウドゲーミングプラットフォームの可能性もあるとのこと。
Black Myth: WuKong, the action-adventure game developed by Game Science, reveals its 12 Minutes UE5 Gameplay Test today.
— Black Myth: Wukong (@BlackMythGame) August 20, 2021
The video is recorded real-time in Unreal 5 Engine, and supported by NVIDIA DLSS technology.
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『Black Myth: Wu Kong』は、16世紀ごろに成立した小説『西遊記』をベースにしたアクション・アドベンチャーゲーム。詳しいストーリーは不明だが、主人公である「孫悟空」が「如意棒」を駆使して、さまざまな魔物と戦いを繰り広げる内容となっている。
今回、公開された映像では「奇妙な夢の中であなたを見たことがあります」、「あなた方は偉大な目的のためにここにいる」、「あなたは神々の仲間入りをしたいのです」といったミステリアスなナレーションからはじまり、孫悟空が登場。
雪原のステージで猿のような魔物と出くわし、戦いを繰り広げている。そのほかにも人面鳥に語りかけられる様子や、コウモリとなって空中を飛ぶシーンが登場している
興味深いのは、コウモリで飛んだ先には巨大な飛龍が待ち構えているシーンだ。どうやらボス級の敵キャラクターのようで激闘を繰り広げる様子が映し出されている。
公式では明言されていないものの、本作のアクションは『DARK SOULS』シリーズからの影響が随所に見られるが、如意棒を地面に立てて敵の低空攻撃を回避するアクションなどは、存分にオリジナリティを感じさせるものとなっている。
※720pでキャプチャしたもの。動画は4K画質で再生が可能。
本作はこれまでUnreal Engine 4で開発が進められてきたことが伝えられていたが、今回のUnreal Engine 5のテスト映像では細部の意匠までこだわり抜かれた東洋世界のアートデザインが披露されており、唯一無二の世界観を作り上げている。動画も4K画質で再生が可能だ。
映像の終盤には、さまざまなボスのダイジェスト映像が流れており、本作の優れたキャラクターデザイン、アートデザインを垣間見えることができる。
本作を開発したGames Scienceは、もともと中国大手Tencentのゲーム開発スタジオのスタッフが独立した小規模のスタジオとなり、深セン市と杭州市に拠点を置いている。
『Black Myth: Wukong』の具体的な対象プラットフォームや発売時期などは不明だが、今回のテスト映像は本作の開発が順調をうかがわせるものとなった。またUnreal Engine 5を正式に採用するのかは不明で、開発体制を変えるのかも気になるところ。続報に期待したい。