藤本タツキ氏による話題のマンガ作品『ルックバック』の単行本が発売開始。ウェブ上で読者の心を大きく揺さぶり注目を集めた長編作が紙媒体で胸を打つ

 集英社は9月3日(金)、藤本タツキ氏による長編読切マンガ『ルックバック』の単行本を発売した。同社が運営するウェブサイト「少年ジャンプ+」上で7月に公開され、多くの話題を呼んだデジタル作品が紙媒体で刊行された形となる。

 『ルックバック』は、『チェンソーマン』『ファイアパンチ』などの作品で知られる藤本氏が描く全143ページの長編作品。7月19日(月)にウェブ上で発表された本作は、小学時代から始まるふたりの主人公の関係を軸に、マンガを描く”行為を通じて触れ合い成長する彼女たちの物語が展開される。

 単発作品ならではの大胆なストーリー構成や描かれるドラマの密度をはじめ、同作で重要な役割を果たす「現実のある事件」を想起させるシーンが注目を浴び、閲覧数は公開初日に250万回を突破。担当編集者の林士平氏によれば読切作品では「ジャンプ+」史上における最多記録を更新したという。

 弊誌でもレビューを掲載している本作は、同業のマンガ関係者や他業界で活躍するクリエイター陣からも絶賛。マンガ界では浅野いにお氏やおかざき真理氏といった人気マンガ作家を筆頭に、映画監督の上田慎一郎氏、お笑い芸人の野田クリスタル氏、詩人で小説家の最果タヒ氏などがコメントを寄せた。

 藤本氏の過去作や他ジャンルに対する豊富なオマージュの考察でも盛り上がりを見せた本作は、9月3日(金)より484円で発売中。なお、単行本化にあたり一部表現の修正が加えられているほか、電子版も各媒体にて460円(各税込)で配信されている。

 また、藤本氏関連では新たに短編集2作品の発売も予告されており、10月4日と11月4日にそれぞれ集英社から刊行されるとのこと。放送が伝えられている『チェンソーマン』のアニメ化とあわせ、今後の動きにも期待したい。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP
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