ニトロプラスは、新ブランド「ニトロオリジン」を設立したと発表した。あわせティザーサイトとビジュアル・アイデンティティを紹介する動画を公開している。
株式会社ニトロプラスの新ブランド「ニトロオリジン(NITRO ORIGIN)」のティザーサイトを公開いたしました。
— ニトロオリジン (@NitroOrigin) September 6, 2021
原点【オリジン】に返る。
エッジのあるコンテンツ作りをモットーに、よりディープで尖った表現を追求します。https://t.co/vTcL4NgzRk#ニトロオリジン #NITROORIGIN
ロゴのリニューアル、および新ブランド「ニトロオリジン」設立のお知らせhttps://t.co/hT6E1GRaBs#ニトロプラス #NITROPLUS #ニトロオリジン #NITROORIGIN pic.twitter.com/BqfKKENPn0
— ニトロプラス (@nitroplus_staff) September 6, 2021
今回の新ブランド「ニトロオリジン」は、より時代に適合したコンテンツ展開を行うため、「年齢制限を伴う表現」を含むコンテンツをおもに取り扱うブランドだという。
プレスリリースおよび公式サイトではまず、デビュー作となった『Phantom』からはじまり、『斬魔大聖デモンベイン』、『沙耶の唄』、『装甲悪鬼村正』、『凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>』のタイトルが挙げられた。ニトロプラスは、そういった年齢制限を伴う表現を含むコンテンツを制作していたことを強調しつつ、同時に幅広いユーザー層に向けたコンテンツを制作してきたと、同社のこれまでの経歴を解説している。
今後は従来の「ニトロプラス」と差別化を図るために、年齢制限を伴う表現を含むコンテンツは、新ブランド「ニトロオリジン」で展開して、先鋭的な表現を追及していくという。また従来ブランド「ニトロプラス」では引き続き幅広いユーザー層に向けたコンテンツを制作するとのこと。
「ニトロプラス」はもちろん、先鋭的な表現を追及する「ニトロオリジン」の展開も今後は注目といえそうだ。
【代表取締役社長 小坂崇氣より】
「ニトロプラス」設立から22年。これから先もお客様へコンテンツを届け続けるという決意とともに、より私たちの価値観と指針をわかりやすくお伝えするためにロゴをリニューアル、また新ブランド「ニトロオリジン」を設立いたします。〈物語とキャラクターで表現するオタクコンテンツのポテンシャルを信じ、いつまでも輝きを失わない面白さを表現する〉という我々の原点を、日本を代表するデザイナーのお一人である日本デザインセンターの原研哉氏のお力を借りて、2つのロゴに落とし込みました。
これからも、ジャンルやプラットフォームを越えて、さらなる魅力を備えたコンテンツを多角的に生み出していく所存です。
【日本デザインセンター 原研哉氏より】
ニトロプラスおよびニトロオリジンは、アニメーション、ゲーム、舞台演劇など様々な媒体や表現領域を通して、日本独自のコンテンツを広く海外にも発信しているブランドです。その魅力を「キラキラとした瞳の輝き」と、「俊敏な生命感を感じさせる突起」で表現しています。正円3つと突起による、かわいらしく独創性のあるシンボルマークです。外形はPLUSの「P」と、ORIGINの「O」の形に由来するもので、2 つのニトロの共通点と差異を表現しています。ロゴタイプは小さくなっても可読性を失わないデザインで、シンボルマークとロゴタイプを組み合わせたシグネチャーを6 種設定しました。
また、紹介動画をご覧いただければお分かりいただけるとおり、マークをコンテンツのヴィジュアルと積極的に融合させて用いていくという通常のVIでは禁止例に属するような展開をむしろ推奨しています。吹き出しのような形が、コンテンツのヴィジュアルと相性が良いからです。これによって、ニトロプラスとニトロオリジン独特のアイデンティティが生まれてくることを期待しています。