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文芸誌『早稲田文学』のホラー特集号が発売開始。ガッチマン氏とVTuberらとの「ホラーゲーム実況対談」のほかSCP財団やChilla’s Artも

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 早稲田文学編集室は10月11日(月)、「ホラーのリアリティ」を特集テーマに据えた文芸誌『早稲田文学』の最新号を筑摩書房より発売した。

 『早稲田文学』は、1891年に創刊された長い歴史を持つ文芸誌。2007年に第10次のリニューアルを迎えた同誌は、文学以外にもマンガや演劇、お笑いといった多様なジャンルを取り込みつつ、不定期に刊行を重ねてきた。

 2021年秋号として発売される本号では、「ホラーのリアリティ」を特集。各界の作家や批評家、研究者らによるコラムや論考をはじめ、ゲーム関連では人気実況者のガッチマン氏とバーチャルYouTuberの市松寿ゞ謡氏、甲賀流忍者ぽんぽこ氏、人生つみこ氏による対談「『ホラゲ実況』はどこへいくのか?」が収録される。

 また、ビデオゲーム研究者の向江駿佑氏による論考「『ホラーゲーム』の正しい怖がり方」のほか、ホラーゲームの題材としても知られる「SCP財団」のWiki執筆者・Pear_QU氏によるテキストや、同じくSCP財団に関する文章がSF書評家の橋本輝幸氏より寄稿されている。

 さらに、Steamを中心に多数のホラーゲームを発表する兄弟クリエイター「Chilla’s Art(チラズアート)」によるエッセイ「Chillaʼs Artにとってのキーゲーム」も掲載されており、ホラー好きの方だけでなくゲームファンにも必見の内容だ。

 本号は発売前から予約注文が殺到し、Amazonでも一時在庫切れ(記事執筆時点では在庫は復活するも価格が高騰中)となるなど、大きな話題を集めているようだ。すでに重版も決定しており、同特集に対する高い注目が伺える。

 400をページを超える圧巻のボリュームで展開する『早稲田文学』2021年秋号は、全国の書店および各種オンラインストアで発売中。価格は2420円(税込)となっている。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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