イタリア・ミラノに拠点を置くMana Project Studioは10月11日(月)、アニメ『カウボーイビバップ』を原作とするテーブルトークRPG(以下、TRPG)『Cowboy Bebop, the Role-Playing Game』の制作が進行中だとFacebookの投稿を通じて伝えた。あわせて2022年内に同作のクラウドファンディングを実施する意向も明かしている。
『Cowboy Bebop, the Role-Playing Game』は、1998年に放送が開始されたアニメ『カウボーイビバップ』の世界観に基づくTRPG。2071年の近未来を舞台に宇宙船「ビバップ号」で旅する賞金稼ぎ一行の活躍を描く同作は、既存のSFアニメとは一線を画すスタイリッシュな演出で国内外に根強いファンを獲得し、11月にはNetflixでの実写ドラマ版の配信も予定されている人気作だ。
Mana Project Studioの投稿によれば、同TRPG版は原作を手がけたサンライズとのパートナーシップのもと、公式ライセンスの商品として制作が進められているという。具体的な内容については伏せられているものの、同社の代表を務めるMichele Paroli氏がSNSで「私たちの文化の礎を築いたアニメ作品のひとつ」と原作シリーズを称している点から、開発にはかなりの熱量が込められているのが伺えた。
また今回の制作にあたっては、同じくミラノのFumble GDRとフランス・パリにオフィスを構えるDon’t Panic Gamesの3社のボードゲームメーカーによる共同開発が行われている。Don’t Panic Gamesは過去にも『カウボーイビバップ』を題材としたボードゲームの開発を手がけており、その際の経験は今作にも活かされていると期待したい。
『Cowboy Bebop, the Role-Playing Game』は、2022年にクラウドファンディングによる資金調達を実施後、同年内にはリリースを迎えたいとのこと。日本語への対応は現時点では伝えられておらず、英語、フランス語、イタリア語の3ヵ国語に向けた発売となる予定だ。