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マスクのままで黙って遊べる対戦ボードゲーム『ジェスチャー泥棒ゲーム MUTERS』発売。聴覚障害者を支援するNPO法人とコンテンツ制作会社が共同開発

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 「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに掲げるコンテンツ制作会社の株式会社⼈間は、聴覚障害者を支援するNPO法人「Silent Voice」と共同開発したボードゲーム『ジェスチャー泥棒ゲーム MUTERS(ミューターズ)』を発売した。対象年齢6歳以上で価格は税抜5000円。通販サイトのAmazonから購入可能だ。

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 『ジェスチャー泥棒ゲーム MUTERS』は、声を発さない“ミュート”状態でジェスチャーを使って「トレジャーカード(お宝)」の情報を伝えあうボードゲームである。ボードゲーム制作会社の株式会社タンサンが監修した本作は、マスクの着用や「黙食」が一般化したコロナ禍の状況を逆手にとって制作された作品で、マスクのままで黙って遊べる点が最大の魅力となっている。

 作中では4人から6人のプレイヤーが2チームに分かれて対戦。仲間だけに伝わる秘密の“シークレットサイン”やジェスチャーを参考にしながら計16マスに置かれたトレジャーカードを手に入れていく。ただし、相手側に答えや「シークレットサイン」を見破られると相手側に得点が発生するため、なるべくギリギリの表現力で伝えなければならない。

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 また、トレジャーカードには動物や絵画などさまざまな種類のものが用意されており、プレイヤーの世代にあわせて難度を調整できる点も大きな特徴だ。

 『ジェスチャー泥棒ゲーム MUTERS』に関するリリース文は以下のとおり。興味があれば通販サイトのAmazonから購入して遊んでみてほしい。

マスクのままで楽しい。黙って遊べるボードゲームが誕生!ジェスチャー泥棒ゲーム『MUTERS(ミューターズ)』10月12日よりAmazonで販売開始

〜鼻を触れば「大きさ」を表す?秘密のジェスチャーで相手チームを騙せ〜

「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに広告や体験型イベントの企画・制作を行う株式会社人間(所在地:大阪市西区、代表取締役:花岡 / 山根シボル、以下人間)は、聴覚障害者のコミュニケーションの多様性を生かせる社会を目指すNPO法人 Silent Voice(所在地:大阪市中央区、代表理事 尾中友哉、以下サイレントボイス)と共同で、『ジェスチャー泥棒ゲーム MUTERS(以下MUTERS)』を開発いたしました。

本作は、ミュート(声を発さない)状態でジェスチャーを使い「お宝」の情報を伝えあうボードゲームです。仲間だけに通じる秘密のサインを駆使して相手チームを騙すことで有利にゲームを進められます。「黙る」というコロナ禍の状況をあえて楽しむルール設定で、マスク着用のまま遊べます。2021年10月12日(火)よりAmazon( https://www.amazon.co.jp/dp/B09G269VV2 )で発売いたします。

「MUTERS」制作の背景

株式会社人間では、これまでも社会問題を題材とし、エンタメやゲームを企画してきました。MUTERSの制作も、その取り組みの一つです。
2020年に世界中で爆発的に感染が広がり、いまだなお感染拡大が収まらないコロナにより、マスク着用の徹底化や飲食時の「黙食」など、新たな生活様式が生まれつつあります。私たちは、様々な「縛り」の中で生活をせざるを得なくなりました。そこで、この特殊な生活環境をあえて生かしたゲームを作成すべく、「聞こえる聞こえない」の違いに日々向き合い、声に頼らないコミュニケーションのプロでもあるサイレントボイスと協力し、黙ったまま楽しめるボードゲームMUTERSが生まれました。

ジェスチャー泥棒ゲーム MUTERS 勝利の鍵は『シークレットサイン』

本作は、相手チームに気付かれないよう仲間同士で作ったジェスチャーを使って伝えあいます。さらに、相手チームのジェスチャーを見破ることで、自チームのポイントも稼げる、新しいかたちの騙し合いジェスチャーゲームです。プレイヤーは2チームにわかれ、4×4の16マスに置かれたお宝(トレジャーカード)を取り合い、そのポイントを競い合います。また仲間同士だけに伝わる秘密のジェスチャー「シークレットサイン」もこのゲームの醍醐味です。「黒色」「しっぽ」「1メートル」など、さまざまなお宝のヒントを、仲間にはわかりやすく、敵チームにはバレないギリギリの表現力を駆使したジェスチャーで伝えあいましょう。

ゲームの流れ

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1 作戦をたてる
仲間同士で相談して、仲間だけに伝わる秘密のジェスチャー「シークレットサイン」を作ります。相手チームにさとられないよう、仲間内だけのジェスチャーを作ることが勝利の鍵です。

2 お宝を盗む
「シークレットサイン」やジェスチャーを使って、仲間にだけターゲット(お宝)を伝えることができればお宝ゲット。ターゲットがバレると横取りされるので、気をつけましょう。

3 秘密を盗む

最後に、相手チームの「シークレットサイン」を当てることができれば高得点!より多くのお宝とシークレットサインを盗んだチームの勝利となります。

ゲームの特徴

◯言葉を使わないから、年齢や文化の垣根を超えて楽しめる!

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MUTERSはジェスチャー表現を中心にゲームが進行していきます。またゲームで使うツールはすべて日本語と英語の説明文を併記し、説明動画は言葉による解説がなくても理解できるよう、工夫しています。

年齢や文化、使用する言語が違うプレイヤー同士でも、一緒に盛り上がることのできるグローバルなゲームを目指しています。

◯トレジャーカード(お宝)のテーマは動物や絵画など、難易度を調整できるから子供も大人も遊べる!

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文化や国籍、年齢の壁を超えて色々な方にMUTERSを楽しんでいただけるよう、さまざまなトレジャーカードをご用意しました。

例えば、お子さまと対戦する場合は簡単な「動物」や「果物」をお宝に。外国の方と遊ぶ場合は有名な「絵画」をお宝に設定するなど、工夫次第で誰とでも対戦できます。

是非ご家族や、国を超えたお友達などとご一緒にお楽しみください。

企画者のコメント

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NPO法⼈ Silent Voice 代表理事 尾中友哉

私たちは日々聴覚障害者/児と聴者の間の壁に向き合う中で、声に頼らずに分かり合う経験を積み重ねてきました。コロナによって全ての子どもたちが「黙食」といった「黙る(声での会話を控える)」ことを求められる状況で、声以外の視覚的・身体的なコミュニケーションにも楽しさや心のつながりを生みだせることを多くの方と共有したい想いからボードゲームを制作いたしました。MUTERSは全体を通して声を出さずに遊ぶこともできます。不慣れなことも多いかもしれませんが、それを含めて楽しめる内容になっておりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

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株式会社⼈間 代表取締役 /アイデアマン 山根シボル

マスク着用が日常となり「表情が伝わらない」世の中になっていることにお気づきでしょうか?直接会えない職場、会話できない飲食店など、ルールで縛られた街はまるでボドゲのようです。このゲームで体験できるのは、手も足もお尻でも“体のすべて”を言語に変え、言葉を使わないコミュニケーションで仲間を助けたり相手チームを騙す、巧妙な心の駆け引き。

『コミュニケーション=言葉』と思い込んでいる人ほど、「伝える」ではなく「伝わる」ことの難しさに気づくかもしれません。

商品詳細

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商品名:ジェスチャー泥棒ゲーム MUTERS
発売日:2021年10月12日
価格:5,000円(税抜)
プレイ人数:4~6名/ゲーム時間約40分/対象年齢 6才以上
商品サイズ:(W)250×(D)250×(H)35㎜ 箱サイズ
商品ページ:https://silentvoice.co.jp/muters
発売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B09G269VV2
お取り扱いのお問合せはこちら
info@silentvoice.co.jp 担当:尾中

企画・製造・販売

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NPO法人 Silent Voice

ろう者・難聴者の教育や就労環境をアップデートし、社会での活躍を増やすための事業を展開。最大の課題である「コミュニケーションの壁」から価値を生み出す挑戦を続けています。

https://silentvoice.co.jp/

監修

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タンサン株式会社

「新しい楽しみをつくる。」京都のボードゲーム制作会社。ゲームに関する企画・設計・ディレクション・デザイン・イラスト・印刷・イベントなど、専門的に行っています。

https://www.tansan.co/

ゲームデザイン・制作

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株式会社⼈間

「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに企画するコンテンツ制作会社。過去には「クソリプかるた」「ブラック企業体験イベント」「鼻毛通知代理サービス チョロリ」「間取ラー」などを企画・制作。

https://2ngen.jp/

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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