世界最大級のRTA(リアルタイムアタック)イベントを開催する法人のGames Done Quickは、日本時間2022年1月10日(月)午前1時30分からオンライン上で開かれるイベント「Awesome Games Done Quick 2022」(以下、「AGDQ2022」)のゲームスケジュールを公開した。
本イベントのメインショーは1月10日(月)午前2時のPS5版『仁王2』から始まり、1月16日(日)午後まで約1週間、ボーナスゲームを含む計140タイトルがノンストップで披露される予定だ。
The #AGDQ2022 schedule is now live! https://t.co/PjOLrdH9rU
— Games Done Quick 🔜 #FlameFatales (@GamesDoneQuick) November 9, 2021
Runners: We're sending an email regarding further time-sensitive instructions right now. Make sure to check your email (and spam!) and if you don't get one in a few days email us: committee at gamesdonequick dot com pic.twitter.com/RfOYwd3xtu
RTAとは、決められた目標を達成するまでのタイムを実時間で競う”Real Time Attack”の頭文字を取った略称である。海外では「スピードラン(Speedrun)」と呼ばれており、世界各国で楽しまれているゲームの遊び方だ。Games Done Quickは、国境なき医師団をはじめとする医療団体への寄付を目的にさまざまなスピードランイベントを開催しており、今回開かれるAGDQは毎年1月に実施。昨年の「AGDQ2021 Online」では約274万ドル(2億8400万円)の寄付を集めたほか、公式サイトの表記によると、2010年から開催された全イベント合計の寄付総額は3400万ドルを超えるという。
ただし、2020年夏以降のイベントは新型コロナウイルスの影響をふまえて、オンラインイベントとして実施されている。オフライン会場ならではのパフォーマンスが失われた一方、日本を含むアメリカ国外の走者(プレイヤー)にとっては、出場の機会が増えるメリットも発生しているようだ。
世界最大級のRTAイベント「SGDQ2020」のゲームスケジュールが公開。多数の日本人走者も参加
公開された「AGDQ2022」のスケジュールを確認してみると、出場タイトルにはスーパーファミコン用ソフト『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』やジェネシス(メガドライブ)版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』などの定番タイトルが選ばれている。また、アクションゲーム『Marvel’s Spider-Man Remastered』やRPG『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』など、6つのPS5用タイトルも選出されていた。
少し変わったものでは、Google ストリートビューの画像から地球上のある地点を見つけるWebゲーム『GeoGuessr』をパーフェクト・スコアで達成するものや、アーケード用音楽ゲーム『crossbeats REV. SUNRISE』のショーケース、ゲームの進捗率を問わず目隠しでクリアを目指すPC版『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のAny%RTAあたりも見どころだろう。
なお、日本からはソードフィッシュさんやはるともさんなど、9人の日本人走者が出場を予定している。年末年始の休暇が明ける時期でじっくり楽しむのは難しいかもしれないが、日本人走者のスケジュールについてはRTAイベントの解説者として活動するアジーンさんが制作したスケジュール表も用意されている。
興味があれば、公式のスケジュールページとあわせて、観たいゲームタイトルや走者の出場する予定時間をあらかじめチェックしておくとよいだろう。
Awesome Games Done Quick 2022
— アジーン@RTA解説請負します (@discordjinro) November 9, 2021
日本人走者スケジュールを作成してみました
※日付誤りがあったので消して再度ツイートします
◆リンクhttps://t.co/BZfjPmbUAz#AGDQ2022 #AGDQ2022JP pic.twitter.com/CpvsehHs9i