LetMeowt Gamesは2月1日(火)、開発中のPC向けネコ犯罪アクションゲーム『Grand Theft Gato: Vice Kitty』について、先行プレイが可能な早期アクセス版の配信を2022年3月に開始すると発表。あわせてSteamのストアページを開設した。
『Grand Theft Gato: Vice Kitty』は、オープンワールドの街を舞台にしたアクションアドベンチャーゲーム。タイトル名から察せられるとおり、『グランド・セフト・オート』シリーズをモチーフにしたパロディ作品でもある(Gatoはスペイン・ポルトガル語で「ネコ」を指す)。
プレイヤーは犯罪組織「ミャフィア」の一員もしくはニャらず者を取り締まる警察キャットとなり、善悪の立場に分かれて各自の使命を全うする。ネコ世界の法を犯してワイルドな遊びを満喫するもよし、正義の名の元にゴロゴロ喉を鳴らすゴロツキどもを懲らしめることも可能な自由と暴力に満ちた作品だ。
同日に公開されたトレイラーには悪ネコ視点からのゲームプレイ映像が収められており、食卓や店舗を荒らし回る様子やオープンカーを運転してハイウェイを駆ける姿、人間の背後に取りつき意のままに操る場面などが確認できた。また、ショッピングモールを闊歩しアーケードゲームをプレイする光景や光線銃や火炎放射といった兵器で武装し人間を襲う残虐なシーンも映し出されている。
パロディ作品という位置づけながら、夕焼けに臨む都市の景観やヒップホップ音楽を中心に据えた演出はどこか危険な香りを感じさせ、本作ならではのユーモアに富んだ空気間を生んでいる。こうした技術は中世のファンタジー世界を舞台にした『Cat Gets Medieval』や魔法キャットが怪物から街を救う『Cat Saves Halloween』といった過去作を手がけてきた実績によるものだろう。
『Grand Theft Gato: Vice Kitty』の発売価格は未定。日本語への対応は伝えられていないが、言葉の壁を抜きにしても存分に楽しめそうな一作だ。