『シャーロック・ホームズ 悪魔の娘』や『The Sinking City』などのアドベンチャーゲームを開発したことで知られるゲームスタジオのFrogwaresが、ウクライナ情勢に関する声明を公式Twitterアカウント上にて発表した。
Frogwaresは、ウクライナの首都キエフに拠点を置いている。
We can't just stand by. Russia attacks our homeland and denies the sovereignty of Ukraine. We are trying to stay safe, but this is war, there are no two ways about it.
— Frogwares (@Frogwares) February 24, 2022
We call on everyone to force Putin to withdraw from our lands #StopRussianAggression
Frogwaresによる声明ツイート2件の訳は以下のとおり。
傍観しているわけにはいきません。ロシアは私たちの故郷を攻撃し、ウクライナの主権を否定しています。私たちは安全を確保しようとしていますが、これは戦争なのです。ほかに方法はありません。私たちはプーチンを私たちの土地から撤退させようと皆に呼びかけています。
ウクライナは平和な国で、独立してからずっと誰かを攻撃したり脅したりしたことはありません。にもかかわらずこのような状況のため、仕事に影響が出たり、私たちの生活が破壊されてしまうかもしれません。
(筆者訳)
こうしたメッセージとともに、StopRussianAggression(ロシアの侵略を止める)のハッシュタグがツイートにはつけられている。
Frogwaresはウクライナの首都キエフに本社を置くゲーム開発スタジオだ。また、アイルランドのダブリンにも支社を置いている。
同社は2002年に『Sherlock Holmes: The Mystery of the Mummy』でデビュー。以後、アドベンチャーゲームとしての『シャーロック・ホームズ』シリーズは同社の代表作となり、日本でも『シャーロックホームズ:罪と罰』、『シャーロック・ホームズ 悪魔の娘』を正式に発売している。
近年では小説家のH・P・ラヴクラフト氏から着想を受けた水没した都市を探索する作品『The Sinking City』を開発。また、2021年には『シャーロック・ホームズ』をオープンワールド化したシリーズ最新作『シャーロック・ホームズ チャプター・ワン』も発売されている。
『シャーロック・ホームズ チャプター・ワン』はPS5、Xbox Series X|S、PCにて日本語化されて展開中だ。またPS4、Xbox One版の発売も予定している。
なお、Frogwares以外にウクライナに拠点を置いているゲーム会社はいくつかあり、著名な例として『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズのGSC Game World、『メトロ エクソダス』などの『メトロ』シリーズで知られる4A Gamesがある(両社とも拠点はキエフ)。