2月25日(金)に発売されたフロム・ソフトウェアの新作『エルデンリング』だが、早くもそのRTA(リアルタイムアタック)の報告が上がり始めている。なお、以下の記事内容や動画はネタバレ要素を多くふくむので、同作をプレイ中の方やこれからプレイするという方は、充分に注意していただきたい。
3月4日(金)に本作のRTA動画を公開したのは、これまでにも『Surgeon Simulator』や『カップヘッド』、近日では『Sifu』などのタイトルに挑戦してきた「niko bellic」氏。『エルデンリング』を一度も死ぬことなく、2時間30分ほどでクリアした模様を収録したようだ。
ゲームプレイ開始時の素性は「放浪騎士」を選択。なお「一度も死ぬことなく」とはいえ、最初のイベント戦闘である「接ぎ木の貴公子」戦はすんなりと敗北している。チュートリアル「学びの洞窟」は無視し、颯爽とリムグレイブへ駆けだした。
いくつかのイベントを終え、最初に向かうのは「リムグレイブ坑道」。ボスには挑んでいないことから、ダンジョン内にある武器強化素材「鍛石」が目当てだったようだ。そのほかにも回復アイテムである「聖杯瓶」を強化するためのアイテムなどの入手に走り回り、最低限クリアに必要なステータスやアイテムなどを先んじて揃えていると思われる。
最初のトロフィーボスに挑むのは45分ごろとなる。「霊クラゲの遺灰」も活用し、強敵の攻略に臨んだ。
その後も、マップに用意された仕掛けやルートを熟知したプレイングですらすらとストーリーを進行。特殊な位置取りを用い、とあるボスを落下死させて経験値を稼いだりといったテクニックも披露した。クリア時のレベルは91、総プレイ時間は2時間29分20秒ほどとゲーム内でカウントされている。
この動画はYouTubeだけではなくRedditにも投稿されており、いずれにも多くのコメントが寄せられている。特に、発売からわずか1週間でこれほどのプレイングをやり遂げたことに対する賞賛の声が多いようだ。
niko bellic氏は「後半のボスが『ダークソウル3』と比較しても強力だったため、ゲームを通して実行可能かつ迅速なルートを作成するのに多くの時間を要した」という。そして「私よりも優れたプレイヤーたちによって、今後数か月でプレイ時間は1時間にも短縮されるだろう」とコメントし、同作のスピードランのさらなる発展に期待をかけた。
Comment
byu/Niko_Bellic0_0 from discussion
inspeedrun
発売からわずか1週間ほどで、イベント戦闘を除けば一度も死ぬことなく、2時間半という通常のプレイでは考えられないほどのスピードで攻略された『エルデンリング』。今後も新たな隠し要素やテクニックの発見により、常人には信じられないほどの記録が生み出されることも想像に難くない。スピードランナーたちの情熱とやり込みに注目していきたいところだ。