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『サイバーパンク2077』およびCD Projekt REDが「文化庁メディア芸術祭」にてエンターテインメント部門優秀賞に選出。「今の時代の命を考えさせる」として

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 文化庁メディア芸術祭は3月13日(日)、第25回目の開催となる同フェスティバルのエンターテインメント部門賞において、アクションアドベンチャーゲーム『サイバーパンク2077』および開発を手がけたCD Projekt REDを優秀賞に選出した。

 アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門にわたり、世界各国から応募された作品を審査し表彰する文化庁メディア芸術祭は、1997年の開催以来、多様化する現代の表現を取り上げ鑑賞する国際的な場としても機能してきた。

 このたび『サイバーパンク2077』が他の3作品と並び優秀賞を獲得したエンターテインメント部門では、ゲームや映像・音響、パフォーマンスを含む空間表現、プロダクトやウェブ、アプリケーションといったジャンルの作品が選考対象となっている。

 2020年11月に発売された同作は、近未来の都市を舞台に謎めいたインプラントを追う物語がオープンワールド形式のマップで展開。プレイヤーの選択によってさまざまに変化するストーリーを味わえるとして人気を集め、2022年には同作を題材としたアニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』の配信もNetflixで控えている。

 受賞の理由としては、SFのいちジャンルかつVRやARの普及により一般にまで浸透した「サイバーパンク」の特徴である身体拡張を、リアルに体感可能な主観視点のゲームの形へ真正面から取り組み落とし込んだ点が「今の時代の命を考えさせる」として評価された。

『サイバーパンク2077』とCD Projekt REDが「文化庁メディア芸術祭」で部門優秀賞に選出_001
(画像は「文化庁メディア芸術祭」公式サイトより)

 なお同部門の大賞にはNHK制作によるテレビ番組『浦沢直樹の漫勉neo 〜安彦良和〜』が輝いており、審査委員会の推薦作品には『すすめ!じでんしゃナイツ』『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』の両ゲームタイトルも挙げられている。

 同フェスティバルは2022年9月16日(金)より、各受賞作品を集めた展覧会を日本科学未来館で開催する。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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