フロム・ソフトウェアの人気シリーズの第1作である『ダークソウル』。2018年に発売された同作のリマスター版を、ほぼ「糞団子」のみで攻略する動画が公開され話題を呼んでいる。
今回この挑戦に挑んだのはスピードランナーとしても名を馳せる「LilAggy」氏。『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(以下、SEKIRO)や『エルデンリング』のRTA(リアルタイムアタック)のトッププレイヤーのひとりでありつつ、『SEKIRO』を『Dance Dance Revolution』のマットコントローラーでクリアするなど、ユニークなチャレンジにも挑んできたプレイヤーだ。
まず動画は、本作の「糞団子」の仕様の紹介から始まる。糞団子は投げつけることで相手と自分に猛毒の状態異常を蓄積させる効果があるが、一部の敵キャラクターにはまったく効果がない。そのため、該当のボスとの戦闘シーンでは「黒い火炎壺」を用いていた。
そして何より、糞団子を入手できなければ攻撃の手段がない。そのため、序盤は敵から逃げつつ、ショートカットルートを活用して糞団子を無限に販売してくれる商人までの道を切り拓くことが第一歩となる。
商人に出会ってからは獲得したソウルでレベルを上げつつ、糞団子を大量に購入していく。基本戦術は相手に猛毒を付与し、効果が切れるまでは回避に専念、それを相手が倒れるまで繰り返すというもの。氏の説明によれば糞団子は7ダメージを600秒にわたって与え続ける効果らしいので、一度猛毒に追い込んだ後は10分ほどひたすら回避し続けるという計算になる。
必要となるボスを倒したのちには、俗に「SpellSwap」と呼ばれるバグ技を応用したテクニックを成功させ、最終エリアへとたどり着く。動画は合計20分ほどにまとめられているが、その後のラスボス戦にはどうやら4時間程度を必要としたようである。
結果として7時間30分以上を要するも、LilAggy氏はほぼ糞団子のみで『ダークソウル』リマスター版の攻略に成功した。同氏のツイートによればこの挑戦は4か月ほど前に行われていたという。
Hey remember when I beat Dark Souls with only Dung Pies like 4 months ago?
— LilAggy (@LilAggyTV) March 12, 2022
I finally made a video about it
Better late than never 😎https://t.co/hRqeimR2yJ pic.twitter.com/4E69f6rDbD
一部無効化するボスの存在のため完全とは言えないものの、「糞団子」縛りプレイが達成されてしまった『ダークソウル』。RTAの世界でも大いに活躍するLilAggy氏の、さらなるユニークな挑戦にも期待していきたい。