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『ガンダム』『ナウシカ』やプラモのアート制作に携わってきた巨匠・髙荷義之氏の「原画展」開催を目指すクラウドファンディングが3月30日に終了へ

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 『超時空要塞マクロス』などのボックスアートや、『風の谷のナウシカ』のポスター、パンフレットなどを手がけたことで知られるイラスレーター髙荷義之氏の「原画展クラウドファンディング」の期日が3月30日(水)と、残り4日に迫っている。

 目標金額は300万円のところ、記事執筆時点では約105万円となっている。

 髙荷義之氏は、ミリタリーアートやプラモデルのパッケージイラストなどで知られるイラストレーター。

 1954年にデビュー以来、少年雑誌の表紙イラストなどをはじめ、数多くの戦車、戦艦、戦闘機のプラモデルパッケージを手がける。リアルな筆致によるミリタリーアートは人気を博した。

 その後、ロボットアニメの隆盛とともに、アニメ誌に『機動戦士ガンダム』、『戦闘ロボ ザブングル』、『聖戦士ダンバイン』などのイラストを掲載、『超時空要塞マクロス』のプラモデルパッケージのイラストを発表している。

 『風の谷のナウシカ』の販促ポスター、パンフレット表紙イラストなども手がけたことでも知られており、近年でも「小惑星探査船はやぶさ」、仮想戦記小説の表紙など、86歳となる現在でも現役で活躍している。

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(画像はTwitterより)
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(画像は髙荷義之 原画展2022開催プロジェクト(By 株式会社アルト出版) – クラウドファンディング | Kibidango【きびだんご】より)
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(画像はTwitterより)
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(画像はTwitterより)

 今回は、その髙荷義之氏の「原画展」を今夏・東京で開催を目指すクラウドファンディングとなり、それにともなう資金(ギャラリーの賃貸料、内装費、原画の輸送費、複製原画制作費、額縁費、商品製作費、パンフレット製作費、人件費など)を募集するプロジェクト。

 開催期間は7月8日(金)から7月18日(月・祝日)の11日間を想定している。初日7月8日(金)はプレミアムチケットが必要なプレミアムデーを設定しているとのこと。

 近年、プラモデルメーカーなどに貸与していた原画が160枚以上も髙荷義之氏の元に戻ってきたとのことで、それをもとに原画展を展開する。長らくメーカーの倉庫などに眠っており、長い作品では59年以上も一般の目に触れていなかったという。

 版権があるアニメ、ゲーム、映画などの原画も展示予定だが、こちらに関してはクラウドファンディング成功後に商品化も含めて版権元と交渉するとのこと。

 クラウドファンディングは3月30日(水)まで。残り日数がわずかとなっているが、興味がある人は金額を支援してみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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