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「泣きゲー」を確立したスタッフの初期作『MOON.』のリメイク『MOON. -Re:make-』が発表? 樋上いたる氏の直筆のサイン色紙をプレゼントするキャンペーンも開始

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 ネクストンは、新ブランド「ちょこみん党」を始動したことを発表し、1997年に発売したアドベンチャーゲームのリメイク作『MOON. -Re:make-』を2023年春に発売することを明らかにした。

 またあわせて、イラストレーターの樋上いたる氏の直筆のサイン色紙とアクリルキーホルダー3種セットのプレゼントキャンペーンを実施する。

 なお公式サイトの隠しメッセージから、『MOON. -Re:make-』はエイプリール企画である可能性もあるものの、公式サイトやツイートなどを見るにプレゼントキャンペーンは実際に実施される模様だ。

 『MOON.』はネクストンのブランドTacticsより1997年に発売したアドベンチャーゲーム。物語は、母の怪死の理由を突き止めるべく、主人公・天沢郁未は宗教団体「FARGO」の隔離施設へと向かうところからはじまる。そこには似たような暗い過去を持つ少女たちがいた。

 シナリオに麻枝准氏、久弥直樹氏、原画に樋上いたる氏、音楽に折戸伸治氏氏など、『ONE 〜輝く季節へ〜』や、別会社のビジュアルアーツのブランドKeyの『Kanon』といった、のちに「泣きゲー」を確立するスタッフが最初に集結した作品として知られている。

「泣きゲー」を確立したスタッフの初期作『MOON.』のリメイクが発表?_001
(画像はYouTube「「MOON. -Re_make-」ティザーPV」より)
「泣きゲー」を確立したスタッフの初期作『MOON.』のリメイクが発表?_002
(画像はYouTube「「MOON. -Re_make-」ティザーPV」より)
「泣きゲー」を確立したスタッフの初期作『MOON.』のリメイクが発表?_003
(画像はYouTube「「MOON. -Re_make-」ティザーPV」より)
「泣きゲー」を確立したスタッフの初期作『MOON.』のリメイクが発表?_004
(画像はYouTube「「MOON. -Re_make-」ティザーPV」より)

 今回はこの『MOON.』が、『MOON. -Re:make-』としてリメイクすると発表。ただし4月1日に発表されたほか、「来年あたり制作開始」と少々怪しげな文言があることからも、本当に始動するのかエイプリルフール企画であるのかは不鮮明となっている。

 ただし、樋上いたる氏の直筆のサイン色紙などをプレゼントするキャンペーンに関しては、公式サイトで「※このキャンペーンは本当です」と隠しメッセージがあるため、プレゼントは本当に実施するようだ。

 またこのほかにも税込6万円する『MOON.』のクラリティアートの予約を4月28日(木)昼12時まで受け付けている。

 なおネクストンといえば、SNSから「『ONE 〜輝く季節へ〜』のリメイクではないか」と声があがったティザートレーラーを3月25日に発表しているが、今回の『MOON. -Re:make-』のことだったのか、それともまた別の発表があるのかは現時点では不明となっている。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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