Cygamesは4月4日(月)、一般社団法人AIM医学研究所へ寄付を行ったことを発表した。
株式会社Cygames、血中タンパク質「AIM」に関する研究を行うAIM医学研究所への寄付を実施 ~ネコ薬の開発により猫の寿命伸長に貢献~ | 株式会社Cygames https://t.co/kRJemAAADc
— Cygames公式アカウント (@Cygames_PR) April 4, 2022
今回寄付の対象となったAIM医学研究所は、動物の血中に存在するタンパク質「AIM」に関する研究を行う施設だ。AIMは体の中に発生するさまざまなゴミを掃除することで脳梗塞などの治療に大きな効果があるほか、多くの家猫が高齢で発症する腎臓病の治療にも役立つことが判明している。
正しく機能するAIMを投与することによって腎臓病の進行を止め、さらに若い時期から猫に投与していくことによって腎臓病の発症を抑制。猫は、最長で平均寿命の2倍となる30歳まで生きるようになるとも言われているという。
AIM医学研究所長である宮崎徹氏の研究チームは、これまでAIMを用いたネコ薬の開発研究を進めてきたが、一時は資金難により断念もやむを得ない状況に陥っていたとのこと。今回、Cygamesは同研究所に継続的な支援を行うことを発表。2022年度から2023年度にかけて、寄付を実施していく姿勢を示した。
この取り組みに対し、Twitter上では「サイゲに課金すると猫が救える」、「俺たちの課金が猫の寿命に」など、好意的な反応が多数寄せられている。
宮崎徹氏はコメントにて、Cygamesへの感謝にくわえ「一日も早くAIM 創薬を完成できますよう研究員一同尽力いたします」と述べている。 詳細については、以下のリリースも参照されたい。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
株式会社Cygames、血中タンパク質「AIM」に関する研究を行うAIM医学研究所への寄付を実施 ~ネコ薬の開発により猫の寿命伸長に貢献~
ゲームの企画・開発・運営事業を展開する株式会社Cygames(以下サイゲームス、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡邊耕一)は、血中タンパク質「AIM」に関する研究を行う一般社団法人AIM医学研究所(以下IAM、所長:宮崎徹)へ寄付を実施することをお知らせします。
■AIMの概要と寄付の背景
「AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophageの略)」とは動物の血中に存在するタンパク質のことで、細胞の死骸など、体の中に発生する様々なごみを掃除することによって、脳梗塞などの治療に大きな効果がある他、多くの家猫が高齢で発症する腎臓病の治療にも役立つことが分かっています。きちんと機能するAIMを投与すると腎臓病の進行を止め、また若い時期から猫に投与すれば、腎臓病発症の発症を抑え、猫は平均寿命の2倍、最長で30歳まで生きるようになるとも言われています。
宮崎徹氏の研究グループでは、AIMネコ薬の開発研究を進めておりましたが、研究は資金難により一時断念もやむをえない状況にありました。サイゲームスはこの研究の意義に賛同し、ネコ薬の実用化までの研究のために、継続的な寄付による支援を行うことと致しました。2022年度から2023年度にかけて継続的に寄付をさせていただきます。
【IAM所長宮崎徹様コメント】
「今回、サイゲームス社様がAIM研究の意義に賛同してくださり、多額のご寄付をお申し出くださいました。IAMを代表し、心から感謝申し上げます。このように医療や製薬とは全く異なる分野の企業様が私たちの研究を応援してくださることは、研究を進める上で大きな励みとなります。今回の寄付金は、これまで寄せていただいた一般の方々からのたくさんのご寄付とともに、AIM研究を大きく加速化するために大切に使わせていただきます。一日も早くAIM 創薬を完成できますよう研究員一同尽力いたします。」
【サイゲームス専務取締役木村唯人コメント】
「日本には今1000万頭近くの猫が飼われていると言われていますが、多くの飼い主の方々にとって猫は日々に豊かさをもたらし、喜びを与えてくれるかけがえのないパートナーです。そのパートナーの難病治療に弊社からの寄付が役立ち、たくさんの命を救うことに繋がれば嬉しく思います。」