登場人物に限りなく近づける臨場感のあるフランス発VRアドベンチャー『グルーミー・アイズ』と『Battlescar』が日本語の音声・字幕で楽しめるように

 フランスのテレビ局でパブリッシャー(販売元)のArteは、VRコンテンツスタジオのアトラス・ファイブ(Atlas V)と共同で制作したVRアドベンチャーゲーム『グルーミー・アイズ』および『Battlescar: パンクを生んだのは少女たち』の日本語版を4月12日(火)に発売した。本作はMeta(Quest、Quest 2)およびSteamに対応している。

 価格はいずれも税込で『グルーミー・アイズ』がMeta版590円、Steam版620円。『Battlescar』はMeta版790円、Steam版930円となっている。

※2021年8月に公開されたトレーラー

 『グルーミー・アイズ』は太陽の光が当たらなくなり、墓場から蘇った死者と人類が戦う街を舞台に、ゾンビの子供「グルーミー」と人間の少女「ニーナ」の心温まる物語が3部作でノスタルジックに描かれた作品である。作中では3月に公開された映画『ザ・バットマン』へ出演しているコリン・ファレルが英語版のナレーションを担当しており、登場人物に限りなく近づける6DoF【※】にも対応。グルーミーとニーナによる悲運の恋を正面・上下などさまざまな角度から鑑賞して楽しめる。

【※】6DoF:“Six Degrees of Freedom”の略。VR空間上で物体が動ける自由度を示す用語であり、前後・左右の傾きと左右の回転に対応した基本的な仕組み“3DoF”へ加えて、前後と左右・上下の動きにも対応している。

 本作は2019年に映画祭などのイベントで公開されたのち、2020年にSteamMetaでリリースした経緯があり、アヌシー国際アニメーション映画祭では「ベストVR体験賞」を受賞したほか、世界最大級の総合展示イベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」でもストーリー部門の審査員賞を獲得するなど、多数の受賞歴を持つ。

Gloomy Eyes-2
(画像はSteam『Gloomy Eyes』より)
Gloomy Eyes-1
(画像はSteam『Gloomy Eyes』より)

 もう一方の『Battlescar』は1978年のニューヨークを舞台に、プエルトリコ系アメリカ人の家出少女「ルーペ」とパンクミュージックに情熱を燃やす同い年の少女「デビー」の出会い、ドラッグや犯罪とパンクミュージックが隣り合わせとなった“ニューヨークで最も危険な地区”ローワーイーストサイドでロックバンドとして挑戦する姿が描かれる作品だ。

 英語ナレーションとルーペの英語キャストは映画『メン・イン・ブラック2』『シン・シティ』への出演で知られるロザリオ・ドーソンが担当。ヴェネツィア国際映画祭やアヌシー国際アニメーション映画祭など4つのイベントでノミネートされた作品となっている。

BATTLESCAR
(画像はSteam『BATTLESCAR: Punk Was Invented By Girls』より)

 なお、娯楽ソフトウェアへ関するフランスの出版・製作組合「S.E.L.L.」が発表した2020年のゲーム業界レビューによると、新型コロナウイルス感染症の影響で家庭用ゲームの需要は高まっており、2019年と比べて11.3%増となる53億ユーロの販売を記録。また、フランスに拠点を置く製作スタジオのうち約20%がVR(仮想現実)関連のプロジェクトに携わっているという。

 また、開発を主導したAtlas Vは南米の原住民に伝わる薬のサイケデリックな世界を再現したVRムービー『Ayahuasca』や、世界遺産「ショーヴェ洞窟」の壁画を疑似的に鑑賞できるVRツアー作品『The Dawn of Art』、怪しい叔父の行動を尾行する好奇心にあふれた少女の冒険劇を描いた『Madrid Noir』でも知られている。

Ayahuasca
(画像はSteam『Ayahuasca』より)
Madrid Noir
(画像はSteam『Madrid Noir』より)

 今回の発表で日本語への対応が明らかとなった2タイトルはどちらも6DoFに対応しており、一人称の視点だけでなく自分の好きな位置や距離に移動して物語を楽しめる作品となっているので、興味があればチェックしておくとよいだろう。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


フランス発 VR ゲーム Battlescar(バトルズカー)、Gloomy Eyes (グルーミー・アイズ)
Meta Quest と Steam で日本語版を配信
圧倒的没入感で受賞歴多数の VR ゲーム「Battlescar (バトルズカー)」と
「Gloomy Eyes (グルーミー・アイズ)」、 Meta Quest と Steam で日本語版の配信を開始

VRゲーム『グルーミー・アイズ』『Battlescar』が日本語に対応_001

フランスの VR コンテンツ製作スタジオ、アトラス・ファイブ (Atlas V) と共同プロデューサー兼パブリッシャーの仏テレビ局アルテ(Arte) は、このたび VR ゲーム 2 作品「Battlescar(バトルズカー)」、「Gloomy Eyes (グルーミー・アイズ) 」の日本語版、韓国語版を Meta Quest (旧 Oculus Quest)に加え、Steam での配信を開始しました。

パンデミックで自宅時間が増え、家庭用ゲームの需要が高まり市場は拡大傾向にあります。フランスの娯楽ソフトウェア出版・製作組合 S.E.L.L.( Syndicat des éditeurs de logiciels de loisirs)によれば、 2020 年フランスのゲーム業界は 53 億ユーロの販売を記録し、対前年比 11.3%増と活況を呈しています。フランスの製作スタジオのうち、約 20%が VR (ヴァーチャルリアリティ/仮想現実)関連のプロジェクトに携わっています。このたび、最先端の VR コンテンツからアニメーションまで、品質に定評がある仏製作スタジオ「アトラス V(ファイブ)」と、仏独出資の教育・文化関連テレビ局アルテ(Arte)は、「Battlescar(バトルズカー)」と「Gloomy Eyes (グルーミー・アイズ)」の日本語版を Meta Quest 公式ストア、Steam での配信を開始しました。

Battlescar(バトルズカー)パンクを生んだのは少女たち

16 歳の家出少女ルーペが日記に綴る記憶を追うストーリー。英語版の吹き替えは『メン・イン・ブラック 2』『シン・シティ』に出演する米ロザリオ・ドーソン。1978 年のニューヨークシティ、ルーペが少年鑑別所で、パンクミュージックに情熱を燃やす反抗的な同い年の少女デビーと出会うところから始まります。デビーはルーペを、NY で最も荒れて危険な地区として知られるミステリアスなローワーイーストサイドに案内します。そこはパンクミュージックがドラッグや犯罪と隣り合わせの荒れた場所でした。危険を顧みず、2 人の少女は自分たちのロックバンド結成を決意します。サンダンス映画祭、トライベッカ映画祭、ヴェネツィア国際映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭ノミネート作品。
Battle car(バトルズカー)トレイラーのリンクはこちら

監督:Martín Allais、Nico Casavecchia
脚本:Nico Casavecchia、Mercedes Arturo
共同出版:Meta (Oculus)、Arte France、Atlas V、RYOT
製作:Atlas V、Albyon、1STAveMachine
ローカライズ: 株式会社アクティブゲーミングメディア
プラットフォーム(税込販売価格):Meta Quest 590 円 Steam 620 円

Gloomy Eyes (グルーミー・アイズ)

同じくアトラス V とアルテによる「グルーミー・アイズ」は 3 部作の 3D VR 作品。英語版のナレーションは『ザ・バットマン』のコリン・ファレル。太陽の光が当たらなくなった街を舞台に、ゾンビの子供グルーミーと人間の少女ニーナの心温まるノスタルジックなストーリーが描かれます。太陽が姿を隠し、闇に包まれた街では、墓場から死者が蘇り、人類とゾンビの戦いが日常的に。恐怖で街を支配する残酷な司祭ルイスは、満月のたびにゾンビハンティングを行います。ゾンビの少年グルーミーと、ルイスの姪ニーナの悲運の恋は、太陽の光を取り戻す最後の希望の種となるのか。登場人物に限りなく近づける 6DoF 対応で、正面、下、上などさまざまな角度から背景や主人公の姿を追えます。受賞歴多数の本作は、グルーミーとニーナの放浪の旅を通して、リアルタイムな没入感体験と新感覚の次元を発見できる作品です。

アヌシー国際アニメーション映画祭「ベスト VR 体験賞」受賞(2019 年)、SXSW「審査員賞(ストーリー部門)」受賞(2019 年), NewImages Festival(2019 年) Infinity Film Festival など受賞歴多数。
Groomy Eyes のトレイラーへのリンクはこちら

監督:Fernando Maldonado, Jorge Tereso
脚本:Fernando Maldonado, Jorge Tereso, Santiago Amigorena
製作:Atlas V、Meta (Oculus)、Arte France、Ryot, Albyon、1STAveMachine
音楽: Cyrille Marchesseau
ローカライズ: 株式会社アクティブゲーミングメディア
プラットフォーム(税込販売価格):Meta Quest 790 円 Steam 930 円

Arte(アルテ)について

VRゲーム『グルーミー・アイズ』『Battlescar』が日本語に対応_002

1992 年に仏独共同出資で設立された Arte は、クリエイティビティとイノベーションに焦点を当てた公共の文化放送局でありデジタルネットワーク。『Type:Rider』、『Vectronom』、『Vandals』、『Homo Machina』、『The Wanderer』、『Bury me
my Love』 など多数のインタラクティブ代表作を共同製作、『Notes of blindness』、「Fisherman’s tale」など VR 映像作品も手掛ける。
詳しくは:www.arte.tv
Twitter : @ARTEfr @ARTE_Interactif
FB:https://www.facebook.com/artetv

Atlas V(アトラス・ファイブ)について

フランスのデジタルコンテンツ製作スタジオ Atlas V は受賞歴多数の作品を手がける。ヴェネツィア国際映画祭(Gold Lion 2018)、サンダンス映画祭(5 選)、Peabody International Festival(Future of Media award 2019)、トライベッカ映画祭、SXSW(Storytelling Award 2019)、シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭、テルライド映画祭、カンヌ映画祭、釜山国際映画祭、シッチェス映画祭で受賞。 2020 年、ゲームや映画制作の最前線で活動する、リアルタイムテクノロジーのスペシャリストで構成されるチームを結成し Albyon 社として立ちあげる。
詳しくは:atlasv.io
FB: https://www.facebook.com/atlasvcorp
Twitter: @AtlasVcorp


ライター
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。 コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
Twitter:@fuyunoyozakura
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