「毒」の特別展が11月1日より国立科学博物館にて開催決定。スペシャリスト9名が貴重な標本資料を用いて数々の毒のシステムを説明、毒の世界を探求し人類の未来を考える

 国立科学博物館は、11月1日(火)より「毒」をテーマにした特別展を開催すると発表した。

 今回発表された特別展では、動物学植物学地学人類学理工学といった多角的な視点から「毒」を徹底的に掘り下げる。各研究部門のスペシャリスト9名が集まり、国立科学博物館ならではの貴重な標本資料も用いて解説される豪華な展示となるようだ。

 毒とともに進化してきた生物の歴史や、毒を武器や薬として使用してきた人類との関係性も紹介。さまざまな毒の世界を探求することで、我々人間のこれからの未来をも考えていくという。

国立科学博物館による「毒」の特別展が11月1日より開催決定1

 予定されている展示構成は終章をふくめて5章で構成。第1章ではイントロダクションとして「毒とは何か」という概念に始まり、いくつもの毒を紹介しながら、それらが人間をふくむ生物にどのように作用するのかを検証していく。

 第2章は「毒の博物館」として、身の回りにある毒や毒を持った生物を紹介。狩りのための毒、身を守るための毒など、それぞれの目的と仕組みが、標本も使って説明されるとのことである。続く第3章では「毒と進化」をテーマとし、毒のある生物への擬態毒に耐える性質の獲得毒を利用した種子の散布といった、毒にまつわる生物の進化の軌跡を追う。

 第4章は「毒と人間」。我々人間は処刑の道具や兵器として、またあるいは薬を生み出すことにも毒を使用してきた。本章では科学の進歩による毒の解明やその利用といった最先端の毒の研究にも触れつつ、人間と毒の歴史を探求する。そして終章では現代の人間の活動が生み出す「毒」を軸に、人間のこれからの未来を考えていくという。

 国立科学博物館の特別展「毒」は11月1日(火)から2023年の2月19日(日)での開催を予定している。開館時間や休館日、入場料、入場方法などは決定次第、公式サイトにて告知されるとのことだ。詳細については以下のリリースも参照されたい。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


毒ってコワい?でも、コワいからこそ、ドキドキする。科博“初”!「毒」をテーマにした特別展 2022 年秋開催決定!

国立科学博物館特別展「毒」

【開催期間:2022 年 11 月 1 日(火)~2023 年 2 月 19 日(日)】

国立科学博物館(東京・上野公園)は、 2022 年 11 月 1 日(火)から 2023 年 2 月 19 日(日)まで、「毒」をテーマにした特別展を開催いたします。

人間を含む生物に害を与える物質「毒」。

本展では動物、植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する「毒」について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学と多角的な視点から、各研究部門のスペシャリスト9名が徹底的に掘り下げ、国立科学博物館ならではの貴重な標本資料を用いて解説します。

また「毒」と共に進化してきた生物の歴史や、古代より毒を、時には武器として、時には薬として使用してきた人間と毒との関係も紹介。様々な「毒」世界を探求することにより私たち人間のこれからの未来も考えていく特別展です。国立科学博物館特別展「毒」どうぞご期待ください。

国立科学博物館による「毒」の特別展が11月1日より開催決定1

【展示構成】(予定)

■第一章 イントロダクション

私たちの身近な生活の中や、自然界には様々な「毒」が存在します。

「毒」っていったいなんだ?展覧会はそんな「毒」の概念から始まり、様々な「毒」を紹介しながらそれが人間を含む生物にどのように作用するのかを見ていきます。

■第二章 毒の博物館

第二章では私たちの周りにある様々な「毒」と、「毒」を持った生物を紹介します。

私たちと同じ地球上に生きる「生物の毒」(動物・植物・菌類)はそれぞれ目的があって存在します。狩り(捕食)のために使用する「毒」、自分を守るために存在する「毒」、様々な有毒生物の「毒」のシステムと仕組みを、はく製などの標本を見ながら説明していきます。

また、生物以外にも鉱物など無生物に含まれる「自然界の毒」や、歴史の中で人間が作り出した「人工毒」にも迫ります。

■第三章 毒と進化

毒の存在は、生物の進化の要因ともなってきました。「毒」のある生物への擬態や、「毒」に耐える性質の獲得、「毒」を利用した種子の散布などです。第三章では「毒」が招いた多様性と進化の例を紹介し、「毒」と生物の進化の関係を考えていきます。

■第四章 毒と人間

狩猟や戦、処刑や兵器、また「毒」を研究することにより薬を生み出すなど、私たち人間はこれまで様々な形で「毒」と付き合い、操ってきました。第四章では「毒と人間」をテーマに、私たち人間は「毒」の歴史を探求します。また、科学の進歩による「毒」の解明、その利用など最先端の「毒」の研究も紹介します。

■終章

現在、私たち人間の活動が新たな「毒」を生み出しています。

これからの未来に向け私たちが地球規模で今考えなくてはならないこと、向き合っていくべきこととはなんでしょうか。私たち人間のこれからの未来も考えていきます。

【監修者】

*細矢剛(植物研究部長)

*中江雅典(動物研究部脊椎動物研究グループ研究主幹)

*吉川夏彦(動物研究部脊椎動物研究グループ研究員)

*井手竜也(動物研究部陸生無脊椎動物研究グループ研究員)

*田中伸幸(植物研究部陸上植物研究グループ長)

*保坂健太郎(植物研究部菌類・藻類研究グループ研究主幹)

*堤之恭(地学研究部鉱物科学研究グループ研究主幹)

*坂上和弘(人類研究部人類史研究グループ長)

*林峻(理工学研究部理化学グループ研究員)

※上記構成は変更の可能性があります。

展示内容の詳細については後日リリース予定です。

国立科学博物館特別展「毒」事務局

<開催概要>

【展覧会名】国立科学博物館特別展「毒」

【会期】2022 年 11 月 1 日(火)~2023 年 2 月 19 日(日)


※会期は変更になる場合がございます。

※開館時間や休館日、入場料、入場方法等は決定次第、

公式サイトでお知らせします。

【会場】国立科学博物館地球館地下1階特別展示室

【主催】国立科学博物館・読売新聞社・フジテレビジョン

【公式サイト】 https://www.dokuten.jp

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。
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