ゲームブランドのIMYUIC(イミュイック)は5月30日、アダルトゲームメーカー・アリスソフトから独立し、IMAYUI氏の個人ブランドとしてゲーム開発を進行すると発表した。
独立を経て、2021年末にアリスソフト公式ブログにて新作RPGとして予告された『Terminus Historia|境界戦役』はIMAYUI氏個人の作品として開発が継続される。また、5月31日より「CAMPFIRE」にて、『Terminus Historia|境界戦役』のクラウドファンディングキャンペーンが開始された。
『Terminus Historia|境界戦役』はPC(Steam、DLsite)にて全年齢向け、R18向けにリリースする。2023年6月頃に発売予定だ。
IMYUICは元来2020年にアダルトゲームメーカー「アリスソフト」よりインディーズゲーム開発を志向して設立された社内ブランドであったが、独立することでアリスソフトとの間に資本関係、共同制作関係は一切ないかたちで運営されることとなる。
いっぽうで、独立以前から『Terminus Historia|境界戦役』の開発に関わっていた原画を務めるイラストレーターのぶくろて氏、音楽を担当するkururuku氏は継続して作品の制作に参加する。
『Terminus Historia|境界戦役』は不気味な絵本を彷彿とさせるダークメルヘンな美学、ドット絵のビジュアル、プレイヤーが自由に物語を編むフリーシナリオシステムをコンセプトとするRPGゲームだ。
物語の舞台は戦いを繰り広げる人と魔の世界の境界。プレイヤーは自ら志願して境界へ派遣された騎士の見習いとして境界の世界を冒険する。
フリーシナリオシステムとなる本作では、登場する騎士団に所属することも、脱退して傭兵団に入ることも可能だ。さらに、魔界の軍に寝返ることや、如何なる組織にも所属せず、無頼な旅を繰り広げることもできる。くわえて、世界の危機を無視し裏町で遊びくらすことも可能だという。
また、物語中の針路や選択によってイベントやエンディングが変化する仕様となっており、道中でNPCを倒すか、仲間にするかも自由に選択できる。特定のNPCと恋愛関係を築くことも可能だ。
5月31日より開始したクラウドファンディングは7月の末日まで支援可能だ。キャンペーンは初日で30%の達成、開始から二日で50%を達成するという好調なペースで進行しており、2000円以上の支援でゲームのダウンロード版本編がリターンとして獲得できる。
リターンは1000円以上から用意され、ダウンロード版のDLキーのほか、特典付きのパッケージ版や設定資料集、クレジット、希望のイベント作成権などが用意されている。予算の余裕がある読者は、45万円の支援で配布される「主人公が力士の限定ディスク」付きのエクスクルーシブなプラン「力士コース」もオススメだ。
本作のクラウドファンディングサイトによると、ストレッチゴールとして英語版翻訳者の確保、キャラクターボイスの搭載、イベントカットの挿入、主題歌・オープニングの収録などが予定されているため、本作に興味がある読者は奮って参加されたい。
このほかにも、クラウドファンディングサイトでは現在の開発状況や資金の使い道、作品の詳細情報が掲載されているため、支援する際にはチェックしておくと良いだろう。