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放棄された月面基地で未知なる脅威に直面するSFホラーゲーム『ROUTINE』の開発「再始動」が発表。経済難に陥り休止していたことが明らかに

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 Raw Furyは、情報番組「Summer Game Fest」にて、SFホラーゲーム『ROUTINE』の開発の再始動を発表した。パブリッシャーRaw Furyと手を組みふたたび発足することとなる。

 対象プラットフォームはXbox One、Xbox Series X|S、PC(Steam)。またXbox Game Passに対応する。発売時期は不明。

 『ROUTINE』は、1980年代の「未来のビジョン」にインスパイアされて設計された一人称視点のSFホラーゲーム。

 舞台は、放棄された月面基地。廃墟と化したショッピングモール、老朽化した居住区、ルナステーションのエリアを探索していると、そこには未知なる脅威が潜んでおり、生存を賭けた戦いと変わっていく。

 本作は、インディーゲームスタジオのLunar Software5年にわたり開発するも休止していたタイトルで、今回はパブリッシャーRaw Furyと手を組み、再始動することが発表された。

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(画像はSteamより)
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(画像はSteamより)
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(画像はSteamより)
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(画像はSteamより)

 あわせてLunar Softwareの公式サイトでは、再始動したことのメッセージが発表されている。もともと2017年に発売予定で多くのユーザーから期待されていた本作だが、開発者としては納得がいかない部分があり、このままリリースするわけにはいかないと思うようになったという。

 そして厳しい予算のなかで開発していたため、経済的なストレスが徐々に多くなり、いつしか『ROUTINE』の開発がパートタイムのようになったとのこと。

 どうすればプロジェクトを完成できるのか苦しむようになり、開発者は「辛抱強く待ってくださっている方々には本当に申し訳なく思っています」と謝罪している。そしてRaw Furyというパートナーと組むこととなり、あらためて再始動することに至ったとのこと。

 『ROUTINE』の発売時期は不明。完成まで開発が進み、無事にリリースされることに期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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