Nightdive Studiosは、映画『ブレードランナー』のアドベンチャーゲーム『Blade Runner: Enhanced Edition』を現地時間6月23日に発売する。
対象プラットフォームはPS4、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Steam)。日本語には対応していない。
『Blade Runner: Enhanced Edition』は、映画『ブレードランナー』に基づいた1997年にPC向けに発売されたアドベンチャーゲーム『Blade Runner』のリマスター版。
オリジナルのゲームはWestwood Studiosが開発を担当し、海外では100万本を超える大ヒットを記録、ゲーム自体も斬新なシステムで高く評価されている。
舞台は2019年のロサンゼルス。ここには人間を殺害したタイレル社が開発した人造人間・レプリカントが潜伏している。警察の専任捜査官「ブレードランナー」は、特別な検査装置を使って、人間と瓜二つのレプリカントを見つけるのが目的だ。
主人公は、ゲームオリジナルキャラクターの「レイ・マッコイ」。映画の物語と同時並行的にストーリーが進み、映画の舞台裏ではもうひとりの「ブレードランナー」が捜査していたという設定だ。
映画と同じく検査装置を使って人間の中に潜むレプリカントを判定していくが、NPCの誰がレプリカントなのかはゲームを開始するたびに変化する。さらにNPCはAIに基づいてそれぞれが独自の行動をしているのが特徴だ。
1997年の発売時期もあり、『ファイナルファンタジーVII』のようにプリレンダリングの背景に3Dのポリゴンキャラクターを操作していく。
映画で主役だったハリソン・フォードさんこそ出演していないが、映画に出演していたショーン・ヤングさん(レイチェル)、ブライオン・ジェームズさん(レオン・コワルスキー)、ジェームズ・ホンさん(ハンニバル・チュウ)、ジョー・ターケルさん(タイレル博士)、ウィリアム・サンダーソンさん(J・F・セバスチャン)などは声で出演を果たしている。
今回のリマスター版では、フレームレートが15fpsから60fpsに更新、強化された字幕やゲームパッドをサポート、16:9に対応しているほか、グラフィック面はHDディスプレイに対応しつつも忠実な移植が目指されている。
残念ながら日本語に対応していないが、今後の日本語版の展開に期待したい。