Nintendo of Americaは6月23日(木)、アクションゲーム『カップヘッド』の追加ダウンロードコンテンツ(DLC)となる『The Delicious Last Course』について、楽曲のメイキング動画をYouTubeで公開した。同映像では100人を超える多数のミュージシャンが本DLCのサウンドラック制作に参加していることも明かされている。
2017年に発売された『カップヘッド』では、デビルとのギャンブルに負けてしまったカップヘッドとマグマンの兄弟コンビが、自らのものを差し出す代わりに他の債務者たちの“タマシイ”を集めていくというコミカルかつブラックな物語が展開。1930年代のカートゥーンを彷彿とさせる手書きのグラフィックに加え、ジャズやブルース調の豊かな楽曲が織りなすアートスタイルも人気を博し、Netflixでは『ザ・カップヘッド・ショウ!』の名でアニメ化もされている。
『The Delicious Last Course』においては、かつてのインクウェル島とは異なる島を冒険の舞台に、追加プレイアブルキャラクターのミス・チャリスを交えた新たな試練が幕を開ける。ボスとの戦闘のほか武器やお守りの種類も増し、高難易度で知られるアクションが再び楽しめるという。
今回公開された動画では、そんな同DLCの楽曲の収録模様をフィドルやヨーデルの音が印象的な新曲「High-Noon Hoopla」に乗せて垣間見ることができる。開発元のStudio MDHRは2021年の夏、110人以上にものぼる大規模なバンドを組織して楽曲の制作に着手。コロナ禍でのレコーディングにつき、演奏には多くの配慮を要したそうだ。
実際にパーティションが設置されている様子などもうかがえる同映像では、弦楽器や管楽器、打楽器といったさまざまな種類の演奏風景が約3分半にわたり披露されている。およそ5年越しに満を持して登場となるDLC『The Delicious Last Course』は、6月30日(木)に各プラットフォームで配信予定だ。