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ステルス戦闘機「F-22 ラプター」が『Microsoft Flight Simulator』向けに登場。機密に包まれているが公開情報をもとに2年以上かけて開発。将来的には「空中給油機能」を実装予定

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 Top Mach Studiosは、『Microsoft Flight Simulator』向けにステルス戦闘機F-22A「ラプター」の高品質アドオンTop Mach Studios F-22A』の発売を開始したと発表した。

 価格は35.99ドル(約5000円)。PC版『Microsoft Flight Simulator』が対象だが、いずれはXbox版での販売も予定している。

 「F-22」は、ロッキード・マーティン社ボーイング社が共同開発したステルス戦闘機。アメリカ空軍(USAF)が採用しており、世界でも最高の性能を持つとされている第5世代ジェット戦闘機だ。

 短距離の離着陸が可能であるほか、高いステルス性能、さらにアフターバーナーを使用せずに超音速巡航ができる。

 今回の『Top Mach Studios F-22A』はPC版『Microsoft Flight Simulator』向けの非公式アドオン。インストールすると「F-22A」のモデルが使えるようになる。VRマルチプレイにも対応しており、2年以上の研究を重ねて開発した本格仕様となっている。

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 F-22はコックピットのレイアウト、計器類、スクリーンなどの基本的な情報さえもアメリカ政府の機密情報として保護されているため、写真、ビデオ、アメリカ空軍やパイロット、エンジニアの証言、また公開されている仕様を参考にして現実的なモデルを作成したという。

 正確な重量、燃料量、推力を目指しており、最高速度はマッハ2.4+と設定されている。フルスロットルでは極めて高い加速率を誇るという。

 機体のモデリングだけではなく、飛行時の後流、ベイパーコーン(圧縮された空気の温度により機体の周りに出現する水蒸気の傘のこと)などの視覚的なエフェクトも再現している。

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 このほかウェポンベイ、キャノピー内部の光の反射や雨のエフェクト、ほぼすべてのキーコントロール、ノブ、スイッチが機能・アニメーション化されている。主要な効果音は、実際のF-22Aからサンプルを取得しており、それをカスタマイズして使用している。

 また将来のアップデートまたはアップグレードで「空中給油機能」を実装する可能性があるという。

 まずはフライトシミュレーター向けの高品質アドオンを販売しているプラットフォーム「Just Flight」で発売を開始している。今回はPC版のみの販売となるが、Xbox版でもゲーム内マーケットプレイスを通じて8月下旬以降に販売を予定しているとのこと。

 こだわり抜かれたF-22Aのアドオン『Top Mach Studios F-22A』が気になった人は導入を検討してみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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