OBS Projectは配信、録画用ソフトウェア「OBS Studio」の最新版「28.0.0 Beta 1」をソースコード管理サービス「GitHub」を通して配信開始した。
「OBS Studio」は画面の録画やストリーミング配信を行えるフリーソフトウェア。YouTubeやTwitchといったサービスを通したブロードキャストに対応しており、無料で利用できることからゲーム実況などにも広く用いられている。
今回配信がスタートした「OBS Studio 28.0 Beta 1」では、新たに「application audio capture」機能を搭載。こちらはオーディオ出力を単一のプロセスからキャプチャするというもので、簡潔に言えばPC上で開いているウィンドウの中から特定のものの音だけを拾うことができるといった具合だ。
これまでの「OBS Studio」では選択したウィンドウの音のみをキャプチャするためにはプラグインを導入する必要があったが、本機能によって同様のプラグインを使う必要がなくなることとなる。
もちろん記事執筆時点における最新の正式版である「27.2.4」ではこちらは実装されていないため、本機能を利用したい方はGitHubから「28.0.0 Beta 1」を入手しよう。
同バージョンでは「application audio capture」のほかにも、HDRやApple Siliconのサポート、AMDエンコーダーの改善、新しいテーマなど、非常に多くの変更が盛り込まれている。詳細については、GitHubのパッチノートを参照されたい。