アニプレックスは、情報番組「アニプレックス×デスクワークス 新作RPGタイトル紹介番組」にて、スマートフォンRPG『World II World』のゲーム詳細を発表し、今冬に配信すると明らかにした。
対象プラットフォームはAndroid、iOS。基本プレイ無料。
『World II World』(ワールド・ツー・ワールド)とは
『World II World』(ワールド・ツー・ワールド)は、『RPGタイム!~ライトの伝説~』を手掛けたデスクワークスが開発を担当した“ニコイチRPG”。なお公式の略称は「ワルツ―」となる。
キャラクターデザインでは柴田章成氏、江川あきら氏、藤ちょこ氏が担当しており、メインイラストレーラーにはHIDE氏、SHACHI氏、江川あきら氏、藤ちょこ氏が参加している。
謎に包まれていた本作であったが、今回、情報が解禁された。
「シングルプレイRPG」「週刊連載」「160体以上のキャラクター」
本作はシングルプレイRPGとなっており、ターン制のコマンドバトルが採用されている。
メインシナリオは「週刊連載」として展開し、舞台は滅びゆく3つの世界だ。それぞれ世界にはふたりずつ主人公が存在し、合計6人の主人公が登場する。ただしそれぞれの世界はふたつに分断されている。分断された個々のそれぞれの世界で主人公がやがてひとつになることを目指していくストーリーになるとのこと。
リリース時はメインシナリオがそれぞれ3つの世界ごとに1話から11話がプレイ可能となっている。そしてリリース翌週にメインシナリオ1の12話、2週目にはメインシナリオ2の12話と、毎週メインシナリオが更新されていく。
またキャラクターは今後のアップデートを含めて160体以上のキャラクターが登場するとのこと。キャラクターたちは、カードイラストのほかSDキャラクターとして活き活きと活動する。
ゲーム映像が初解禁、「2画面」で遊ぶゲームシステムが明らかに
今回、初解禁されたプロモーション映像が初解禁された。
ゲームの大きな特徴「2画面同時」が初めてお披露目となった形だ。プレイヤーは同時進行で2画面を操作が可能となっており、ふたつの視点の物語が進むという。
この2画面は、片方の世界を集中して進めることはもちろん、スマートフォンの画面上下にそれぞれ両手を添えて複数の世界を同時進行で遊ぶこともできる。
同時進行で遊ばなくても進めることはできるが、同時進行でなければ進めないギミックもあるという。
それぞれの世界観とキャラクター
番組では世界観の紹介され「機械(マキナ)×人間(ラボル)ワールド」では、人間サイドと機械サイドに分かれており、人間サイドではフジョー、機械サイドはラッカと呼ばれるキャラクターが主人公となっている。
もうひとつは「異世界(ファンタジー)×現代(リアリティ)ワールド」となっており、異世界サイドと現代サイドに分かれており、異世界サイドはマルママック、現代サイドでは小宮ハルタが主人公だ。
魔王マルママックが現代世界、男子高校生の小宮ハルタはファンタジー世界に飛ばされる物語が展開するという。
最後に紹介された世界は「西部(ガンマン)×東部(サムライ)ワールド」となっており、西部サイドではコル、東部サイドでは剣丸というキャラクターが主人公となっている。
さらに「境界(アニュラス)ワールド」があり、世界と世界の境界のなかにある世界にウィーブというキャラクターがいる。これはゲームの世界の境界だけでなく、ゲームとプレイヤーの境界にいるキャラクターでもあり、プレイヤーを導いてくれる役割を持っているという。
「2画面」だとバトルやシナリオ、ギミックが新しいものに
MCを務めた吉田尚記氏から「(2画面のアイディアを)採用したのは、これがあればアイディアをいっぱい詰め込めるからと思ったからですか?」と聞かれたディレクターの藤井トム氏は「まさにそのとおりで、2画面のアイディアをずっと温めていました。(2画面だと)シナリオはもちろん、バトルやギミックが新しくなると思いチャレンジしました」と言及した。
またアイディアの源泉として「(スマホを)縦画面で持っていると、まだ持て余しているんではないかと思い、もうひとついけるんではないかと思いました」と開発経緯を披露した。
「2画面同時操作が可能」という意欲的なRPGになっていそうな『World II World』は、今冬配信予定だ。