Shedworksは9月24日、同社が手掛けるゲーム『Sable』に関して、本作の発売を祝う公式アートブック「Sable: Design Works」を2023年の第2四半期に発売すると発表した。
価格は通常版が39.99ユーロ、豪華版が109.99ドルとなる。
『Sabke』は古代文明が眠る広大な砂漠を舞台に、主人公の少女セーブルがホバーバイクで冒険をするオープンワールドアドベンチャーゲームだ。訪れた町で遊牧民と会話を行い、旅をしながら世界の秘密と自身の仮面の下に隠された本当の顔を明らかにしていく。
本作の最大の特徴はバンドデシネのようなアートワークだろう。トゥーンシェーダーを使用したグラフィックでハッキリと輪郭線を描写し、漫画家のレビウスを思わせる画面と世界を見事に構築している。
サウンドトラックは近年リバイバル的に評価されているニューエイジ風のアンビエント/エレクトロニカを主体としており、ロックバンド「Little Big League」のヴォーカルとして活動していたミシェル・ザウナーのソロプロジェクト「Japanese Breakfast」が担当している。
既に本作は発売しているものの、架け橋ゲームズにより今年末にリリースされるPS5版にあわせて、日本語版を配信すると発表している。
『Sable』がPS5に向けて今年末にリリースされること決定しました! さらに、そのタイミングに合わせて、現在販売している他のプラットフォームにも日本語が実装される予定です🇯🇵
— Kakehashi Games – 架け橋ゲームズ (@kakehashigames) September 15, 2022
長らくお待たせしましたが、新しい機種へのリリースと日本語で遊べる日をぜひお楽しみに🌟#TGS2022 pic.twitter.com/8Ag2kZfBe5
今回発売されるアートブックはイギリスの出版社Lost in Cultより出版され、インディゲームに特化したアートブックシリーズ「Design Works」の第一弾となっている。本書にはスケッチやプロトタイプの資料のほか、地図や参考写真、衣装やアイテムの解説のほか、アニメーターやサウンドデザイナー、クリエイティブディレクターら制作スタッフへのインタビューが掲載される。
紙質は150gsmの高品質な用紙を使用し、200ページのボリュームを携えている。アートブックとなると簡潔にイラスト等をまとめた商品も多いが、本書はかなり気合の入った包括的な書籍となっているだろう。
デラックスエディションの付属物は以下のとおり
限定版
・A5 コンセプトスケッチ(6枚)
・アニメーションフレームが3つ付いた「フィルムセル」風ブックマーク
・劇中の建築物のペーパークラフト
・ステッカーシート
・折り畳みA3地図
・Shedworksのサイン入りブックプレート
・メーラーボックス
・4ページの横長のラップアラウンドジャケット
限定版の受注は日本時間で11月24日(木) の午前2時まで受け付けており、同日までにLost in Cult公式サイトで予約を行えばサイン入りのプリントが特典として同梱される。『Sable』のアートワークが好きな読者はぜひ本商品を購入してみてはいかがだろうか。