WODAN(ヴォーダン)は10月26日(水)、和風ローグライク脱出ホラーゲーム『四のの目』(しののめ)を11月11日(金)に発売すると発表した。対象プラットフォームはPC(Steam)で、開発中のゲームを販売する早期アクセスの形式をとる。価格は未定。
『四のの目』は、江戸時代のお化け屋敷をコンセプトにした、和風ローグライク脱出ホラーゲームだ。
本作の主人公は、陰陽師の娘・ヨノ。ある雨の日、ヨノは師に呼ばれて屋敷へと向かう。しかし座敷へと上がってみると、そこは魑魅魍魎の集うお化け屋敷と化していた。ヨノは生きて脱出するため、さまざまなアヤカシ(妖怪やお化け)の手を逃れながら、屋敷内を探索していくこととなる。
屋敷内にはぬっぺらぼう、人魂、鬼、餓鬼などのアヤカシが溢れており、生きて屋敷を脱出するためにはそれぞれの痕跡や音といったアヤカシの残した手がかりを観察し、作戦を立てるのが重要になる。
駆け出しの陰陽生であるヨノの力は決して高くないため、それぞれのアヤカシの特性を見出し、おびき寄せて罠にはめる、仕掛けを使って逃げる、アヤカシを誘導して天敵となる別のアヤカシと鉢合わさせるといった方法で先手を打ち、状況を乗り越えていこう。
本作には上記のストーリーをなぞるモードを含めて3つのモードが存在し、緻密に練られた屋敷を攻略する「祓」、道具や食べ物を節約しつつランダム生成の屋敷から脱出する「禊」、店や調理場で一服しつつ果てしなく続く塔や地下牢を探索する「行」を、それぞれ楽しめるとのことだ。
プレイするたびに構造が変化する屋敷内では、プレイヤーがアヤカシの特性を理解したとしても、その時々で手持ちのアイテムや周囲の地形などに応じた、アドリブでの対応が求められることになるだろう。これにより本作はストーリーを攻略しても飽きることなく、繰り返し遊ぶことができそうだ。
なお本作を開発しているWODANは、過去にカプコンやスクウェア・エニックスなどに所属し、『ファイナルファンタジーXIV』などに関わってきたゲームデザイナー・岩尾賢一氏と、『ブレス オブ ファイア』シリーズなどに関わってきたイラストレーター・吉川達哉氏がそれぞれ代表取締役、取締役を務める日本の会社だ。
吉川氏は本作でもキャラクターデザインを務めており、WODANの公式サイト内にある「ギャラリー」では吉川氏が手がけた本作の主人公・ヨノの全身像イラストを確認することができる。
『四のの目』は、11月11日(金)よりPC(Steam)で早期アクセスを開始予定。価格は未定となっている。
気になった方はこの機会に、本作をSteamのウィッシュリストに登録して、配信開始を待ってはいかがだろうか。