NHKは11月9日、ドラマ『岸辺露伴は動かない』の第三弾となる新作エピソードを12月26日より2夜連続で放送すると発表した。
12月26日には第7話「ホットサマー・マーサ」、12月27日には第8話「ジャンケン小僧」が放送される。
ドラマ『岸辺露伴は動かない』は、荒木飛呂彦氏が手掛ける『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ漫画『岸辺露伴は動かない』を原作とするドラマ作品だ。ただし、ドラマ版ではこの度放送を決定した「ジャンケン小僧」など、岸辺露伴を中心とする『ジョジョの奇妙な冒険』本編のエピソードも描かれる。
本作の主人公は『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使い「岸辺露伴」だ。原作の物語はそれぞれ1話で完結し、漫画家である岸辺露伴が取材先や日常で出会った不思議な出来事を描く。
ドラマ版の主人公は今回も俳優の高橋一生さんが演じ、漫画誌編集者の泉今香役は飯豊まりえさんが演じる。
12月26日に放送される「ホットサマー・マーサ」は2022年3月に「JOJO MAGAZINE」へ掲載された最新作であり、新型コロナウイルスの影響でリモートワークとなり、スランプに陥る岸辺露伴が登場する。前作から3年ぶりに公開された単行本未収録のエピソードが、どのように映像化されるのか注目したい。
公開されたあらすじは以下のとおり。
第7話 「ホットサマー・マーサ」
長らくリアルな取材ができず、うつうつとしていた露伴は、バキンと名付けた子犬を連れて散歩に出かける。
夏の強い日差しとマスクのせいでもうろうとしながら、見知らぬ神社に迷い込むと、そこには根元に大きな洞のある巨木があった。洞を塞ぐ柵の隙間をのぞくと中は祠(ほこら)のようだった。興味を引かれた露伴は中に入るが、気がつくとバキンを抱いたままうずくまってしまっていた。祠を出て家に戻ると、ところどころ様子がおかしいことにいぶかしさを覚える露伴。
さらには、自分のベッドにはシーツにくるまった若い女(イブ:古川琴音)がいて…第8話 「ジャンケン小僧」
京香と打ち合わせ中の露伴のところに、漫画『ピンクダークの少年』を持ったファンの少年(大柳賢:柊木陽太)が突然尋ねてきた。ところが露伴は、仕事場にいきなり来るのは良くないと言って玄関扉を閉め、追い返してしまう。再び露伴の前に現れた少年は、今度はやぶから棒にジャンケンしようと提案する。
行く先行く先に現れては、執ようにジャンケンを挑んでくる少年に露伴は…
興味がある読者は年末の放送を楽しみに待とう。