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「インディーゲーム開発者の苦悩」を描く注目作『GOODBYE WORLD』がNintendo SwitchとSteamで11月7日に発売決定。「ゲーム内ゲーム」を用いた二重構造でゲーム開発のリアルを描写

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 任天堂は本日11月10日に配信された番組「Indie World 2022.11.10」にて、個人ゲーム開発者のYO FUJII氏が手掛けるアドベンチャーゲーム『GOODBYE WORLD』を11月17日に発売すると発表した。

 パブリッシングはFlyhigh Worksが担当し、対応プラットフォームはNintendo Switch、PC(Steam)。価格は1200円(税込)となる。

 『GOODBYE WORLD』はインディーゲーム開発の様子を描くアドベンチャーゲームだ。6月9日に体験版の告知が行われた際には、開発現場の苦悩が伺えるテキストやドット絵の美しさが話題を呼び、1万リツイートを超えるほど注目を集めた。

 主人公は働きながらインディーゲームを開発するプログラマーの蟹井(かにい)とグラフィッカーの熊手(くまで)。同居するふたりを中心に「インディーゲーム開発の苦悩」の物語を描いていく。 

『GOODBYE WORLD』の発売日が11月7日に発売決定_001

 ジャンルはナラティブアドベンチャーとされ、13章からなる物語のパートと、主人公の蟹井(かにい)が劇中でプレイするゲームを実際に操作する「ゲーム内ゲーム」パートのふたつで構成される。体験版では13章の物語のうち、3章までプレイ可能だ。

 ゲーム内ゲームのパートは蟹井がプレイする「ゲームボーイ」風のハードで展開し、プレイヤーは『BLOCKS』と題されたパズル要素のある横スクロールアクションゲームのクリアを目指す。 ゲームは戦闘ではなく謎解きを主体としており、主人公がもつブロックを破壊し、破壊したブロックをステージ上に再配置できる能力を使ってマップを踏破することが目的だ。マップを攻略するにはステージ上のどこかに配置されたを獲得し、マップの末尾にある扉で使用すればクリアとなるシステムとなっている。

  いっぽうのドラマパートは、ゲーム開発に息詰まる蟹井と熊手の陰鬱な生活が描かれる。

 体験版では専門学校時代にふたりが出会う場面から始まるが、後のエピソードではアルバイトをしながらゲームを開発する困難さや、生活の苦悩、ゲーム開発そのものの困難さに直面する姿にフォーカスした物語が描かれている。

 なお、本作を手がけるYO FUJII氏は、2年間ゲーム会社で働いたのちに一年以上の間ゲーム開発を主体とした生活を送っており、作者の実体験を反映したリアルな描写にも注目だ。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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