富良野市がふるさと納税で制作費を募り、今夏に放送されたアニメ『邪神ちゃんドロップキックX』。その「富良野編」の内容が不適切だと判断され、富良野市議会の決算審査特別委員会(宇治則幸委員長)は2021年度一般会計決算を不認定としたと北海道新聞が報道した。
それを受け『邪神ちゃんドロップキック』公式は、富良野のイメージが上がったか下がったかについてのアンケートを実施。同時に、該当回の1週間無料配信をYouTubeで開始した。
【違法より早い】#邪神ちゃんドロップキック X 富良野編、1週間無料配信開始!富良野の魅力をたくさん詰め込んだ映像をご覧いただいて富良野のイメージが上がったか下がったかご回答ください!
— 邪神ちゃんドロップキック (@jashinchan_PJ) November 16, 2022
結果は公表します。
■本編https://t.co/fBTqC90NIu
■アンケートhttps://t.co/zrRaMZkt0p#jcdk pic.twitter.com/qHsFW6RtrR
北海道新聞によると、討論で「邪神ちゃんに借金があるため臓器売買を提案するなど社会通念上許されない行為が多くあり、富良野のイメージを落としかねない」と主張されていたとのこと。一方で、「あくまでアニメの中の話。一部分だけを切り取って議論するのはよくない」との意見もあり討論でも賛否が分かれているそうだ。
『邪神ちゃんドロップキック』は漫画家のユキヲ氏が2012年から「COMICメテオ」で連載しているマンガ作品。2022年7月より第3期として『邪神ちゃんドロップキックX』の放送がスタートしていた。
YouTubeで「違法より早い」と謳った本編の切り抜き映像を公開したり、YouTubeとニコニコで切り抜き動画などの収益化が可能にし収益をシェアしつつ原作の宣伝に結びつける新たな試みを行うなど、テレビアニメとしてさまざまな挑戦をし話題を集めている。
今回も、ニュースで話題となった直後に無料公開を開始した『邪神ちゃんドロップキック』公式の反射神経には驚く。新しいテレビアニメのあり方を模索し続ける邪神ちゃんは今後も目が離せない。