NHKは2023年1月1日(日)13時より、北極圏を旅する少女の姿を描いたアニメ映画『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』をEテレ(教育テレビ)にて放送する。
【地上波TV再放送します!】
— 映画『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』公式 (@longway_north) December 20, 2022
NHK_Eテレ 新年1月1日午後1時からです。
①が並んで、なんか縁起いいです!
情報拡散いただけましたら嬉しいです!#ロングウェイノース #カラミティもよろしく #寒い日にみると格別です pic.twitter.com/Oadn1HCoPw
2015年に公開された『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』は、レミ・シャイエ監督によるフランス・デンマーク共同制作のアニメ映画だ。
舞台は19世紀ロシア。貴族階級に生まれた14歳の少女・サーシャは、1年前に大好きな祖父が北極探検の途中で消息を絶ったことを思い悩んでいた。祖父と家族の名誉が失われるなか、ある時サーシャは祖父の残したメモを見つけ、祖父の辿った航路と、その捜索を行った船の航路が異なっていたことに気づく。
サーシャは社交界でのパーティを通じて「捜索船を再び出してほしい」と王子に懇願するものの、要望は受け入れられず、父親からも叱責を受けてしまう。しかしサーシャは、これをきっかけに自ら祖父の居場所を突き止めようと決意し、遭難した艦船ダバイ号の発見や祖父に関する真実を確かめるための北極への旅へと出るのだった。
本作はシンプルな画風ながらも込められた圧倒的な表現力で高い評価を得ており、アヌシー国際アニメーション映画祭・観客賞、TAAFグランプリほか数々の賞を受賞。また日本国内では『アルプスの少女ハイジ』やスタジオジブリのアニメ監督として活躍した故・高畑勲氏も称賛していた。
その後本作は草の根的な活動もあって、本国での公開から数年遅れで日本語字幕・吹き替え版が製作。単館上映などを繰り返して徐々に国内でも知名度を上げてゆき、2020年には三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーによる提供・ディズニーからの販売で国内盤ブルーレイディスクの発売も果たした。
なお本作の日本公式Twitterアカウントによると今回の放送は、バイリンガル放送となり「フランス語+日本語字幕」か「日本語吹き替え」を選んで視聴できるとのことだ。
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』は2023年1月1日(日)13時よりNHK Eテレ(教育テレビ)で放送される。気になった方はこの機会に、本作の厳しくも美しい北極の景色を味わってみてはいかがだろうか。