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往年の「ゾンビ作品」をオマージュしたドット絵RPG『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』が発売開始。『428』のイシイジロウ氏が企画・原案・監修を担当

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 「ケムコ」のブランド名でゲーム事業を⼿掛ける株式会社コトブキソリューションは2月13日、RPGゲーム『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』を発売した。

 対応プラットフォームはiOS、Androidのスマートフォンで、価格は税込800円となる。


 『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』はサウンドノベルゲーム『428 〜封鎖された渋谷で〜』を手掛けたイシイジロウ氏が企画、原案、監修を担当したRPGだ。プレイヤーは交通事故により病室で目覚めた警官の「ベン」を操作し、なぜか殆どの人々がゾンビ化した世界を生き抜いていく。

 70年代アメリカの雰囲気を描くドット絵のグラフィックと往年の「ゾンビ作品」をオマージュしたシナリオが作品の核を担い、閉鎖空間でいがみあう人間同士の対立、見知った仲間や愛する者のゾンビ化による葛藤や絶望が描かれるという。

 ゲームプレイは俯瞰視点でマップを探索し、シンボルエンカウントによりターン性のコマンドバトルが開幕する。ターンが経過するたびにゾンビが接近してくる仕様だ。ゾンビは接近するほど強力な攻撃を仕掛けてくるため、シンプルながら「距離」の概念が命運を分ける独自の戦闘を楽しめそうだ。

 ゾンビたちは生前の記憶を歪に持ち合わせており、生存者の脳をかき混ぜようとするバーテンゾンビ、出勤の道をひたすら往復する会社員ゾンビ、客を案内し続ける駅員ゾンビなどが登場し、プレイヤーの行く手を阻む。

 また、本作では銃弾をはじめとするリソース管理も重要であり、探索できるマップや路上の車、果てはゾンビの死体に至るまでアイテムの有無を確認する必要がある。探索、戦闘ともに物資の残量を意識することが活路を切り開くことだろう。

 ちなみに、本作はドット絵により目を覆うような猟奇的な描写は存在しない。しかしながら演出やシナリオの展開により少しだけ恐怖を楽しめるバランスにデザインされているという。

 比較的お手頃な価格となっているため、カジュアルに「ゾンビ作品」ならではの魅力を味わいたい方は本作をプレイしてみてはいかがだろうか。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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