Microsoftは、2月14日(火)をもってWindows10におけるWebブラウザ「Internet Explorer 11(以下、IE11)」を完全に無効化する。期日以降は「IE11」を起動しようとしても現行の標準Webブラウザ「Microsoft Edge」へ強制リダイレクトされるようになる。
「IE11」は、2013年からマイクロソフト社が提供しているウェブブラウザだ。本ブラウザについては2022年6月16日ですでにサポートを終了しており、現行の標準ブラウザである「Edge」への移行を促してきた。そしてついに2月14日をもって「IE11」は完全に無効化されることとなる。
2月14日以降、Windows 10を搭載したPCでは「IE11」を開いても「Edge」へ強制的に飛ばされるようになる。加えて、スタート画面やタスクバー等に「IE 11」のショートカットアイコンなどを配置している場合も、6月に配信されるWindowsセキュリティ更新プログラムで完全に削除される。
また、今回無効化されるのはあくまでもWindows10だけであり「Windows 8.1」「Windows 7」等の旧バージョンや機能更新プログラムが提供されない「Windows 10 IoT Long-Term Servicing Channel」等では今後も「IE11」が動くようだ。なお、Microsoftは業務などに「IE11」を必要とする場合は「Edge」のIEモードを利用するよう案内している。
今は別のブラウザを使っているユーザーでも昔は「IE11」を日常的に使っていた人も少なくないことだろう。「IE11」が使える期間は2月14日(火)まで。最後の思い出として「IE11」を使ってみてはいかがだろうか。