「この世界は仮想世界」(いわゆるシミュレーション仮説)や「人類は滅亡している」など、“世界の真実”を発信し続けている『BlueFairyChallenge』が、私たちが生きる“現実世界”にも進出し始めた。
『BlueFairyChallenge』はTwitterやYouTube上で展開されている謎のプロジェクトで、不特定多数のユーザーが謎解きや考察を行い、コンテンツに参加できるという要素から、いわゆるARG(代替現実ゲーム)と思われる作品だ。プレイヤーは本作の登場キャラクターである「エノア」と協力し、6つある世界の真実を解き明かしていく。
2月20日にスタートした本作は、LINE上で利用できるAIイラストサービス「お絵描きばりぐっどくん」や、虚実の狭間を行き交う可能性世界の事件を報道するニュースサイト「虚構新聞」といった、既にあるサービスを絡めた謎解きを展開しており、Twitterでは考察も盛り上がっている。
※本稿には謎解きのネタバレが含まれます。ご注意ください。
『BlueFairyChallenge』の楽しみ方
『BlueFairyChallenge』は毎日12時にYouTubeで謎解きが出題されるようになっている。出題内容はその後、Twitterや公式サイトからも確認できるので、任意のタイミングでチェック可能だ。
回答は公式サイトから行うことができ、毎日21時にYouTubeで答え合わせが行われる。そのため、毎日12時と21時に物語が進展するようなイメージだ。
第一の真実
動画の内容から、「お絵描きばりぐっどくん」で【エノア】と入力することにより、新たな情報が手に入ることが分かる。以下は、実際に画像を生成して出てきたものだ。
同動画では「真実は『レッドピル』を通さないと、見えてこないもの。」と語られていることから、画像編集ソフトなどで赤いフィルターを当てる必要があることが分かる。
その結果、明かされた世界の真実は……【この世界は仮想世界】ということだ。
第二の真実
動画で語られている「虚構のニュース」とは、文字通り「虚構新聞」を指しており、実際にアクセスしてみると、「[PR]仮想世界作るプログラム? 北海道のオーロラから検出 千葉電波大」という記事が掲載されている。
内容的にも『BlueFairyChallenge』関連で間違いないが、ここでソースコードを表示してみると……。
隠しURLが見つかる。そこから【人類は滅亡している】ことが明らかとなる。
第三の真実
動画内のQRコードを読み取ると、ノイズ混じりの動画にたどり着く。
このノイズを動画編集ソフトなどを使って軽減することで、「エノアは機械」という真実が明らかになる。
ちなみに、ノイズと言えば第二の真実で登場した虚構新聞の記事にも、ノイズ混じりの動画があった。実はこの2つの動画を同時に再生すると、逆位相によってノイズが打ち消されるのだ。
実際に答えを聞きたい方は、どちらかやりやすいほうで聞いてみるのが良いだろう。
第四の真実
この動画ではセリフの他に、左右から数字が聞こえるようになっており、とある場所の緯度経度を示している。
左右から聞こえる数字をメモすると「35.66081103851768」「139.69906812536342」となり、これをGoogleマップなどで調べてみると、渋谷駅の近くであることが判明。Twitterでは、プレイヤーが実際にその場所に訪れている動画がツイートされている。
その場所には『BlueFairyChallenge』のポスターが貼られている。その横にも意味深な貼り紙があり、理念と常識の間が破けている。
その間を覗いてみると、エノアが描かれているカードが入っており、裏面にはURLが。
実際にアクセスしてみると、「滅亡に瀕した人類は、八機の自己進化機械に『人類再生」を託した。」と書かれたページに繋がる。先ほどのポスターには「第四の真実 ■■■■が機械の使命」とも書かれていたため、今回の真実は「人類再生が機械の指名」となる。
物語は再び渋谷へ
そして2月25日12:00、「第五の真実」の謎解きが出題された。ギミック自体は「第四の真実」と同様で、再び緯度経度が示される。「35.65913636948276」と「139.6999414866866」だ。
Googleマップなどで調べしみると……。
今回は渋谷のスクランブル交差点付近のようだ。果たして今回は何が現れるのだろうか……?
なお、『BlueFairyChallenge』には本稿に書かれている以上の謎解きや情報があるようだ。興味のある方は調べてみるといいだろう。