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対戦サバイバルホラーゲーム『Dead by Daylight』の映画化が決定。『SAW』のジェームズ・ワン氏と『パラノーマル・アクティビティ』のジェイソン・ブラム氏をプロデューサーに迎え、生存者と殺人鬼が彷徨い続ける霧の森をスクリーンへ描き出す

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 Behaviour Interactiveは3月3日、同社が開発・運営を手がける非対称型対戦サバイバルホラーゲーム『Dead by Daylight』の映画化決定を発表した。

『Dead by Daylight』が『SAW』の監督と『パラノーマル・アクティビティ』のプロデューサーの製作で映画化決定_001

 『Dead by Daylight』は、計5人のプレイヤーが4人の生存者とひとりの殺人鬼に分かれて遊ぶ“非対称型”の対戦サバイバルホラーゲームである。生存者たちはそれぞれ協力してフィールド上に点在する発電機を修復することでゲームの舞台である「殺戮場」から脱出を試みる。一方、殺人鬼は逆に生存者たちを捕えてフックへ吊るし、「エンティティ」と呼ばれる邪神に捧げることを目的とする。

 本作は2016年の発売以来、総プレイヤー数が全世界で5000万人を超える大ヒットタイトルとなっている。また、著名な既存ホラー作品とのコラボを積極的に展開することも有名で、これまでには『エルム街の悪夢』のフレディや『SAW』のアマンダ・ヤング、ゲーム『バイオハザード』のウェスカーなどが実装された。

 そんな『Dead by Daylight』が、映画『SAW』や『アクアマン』の監督を務めたジェームズ・ワン氏と映画『パラノーマル・アクティビティ』シリーズや『セッション』、『ゲット・アウト』などのプロデューサーでもあるジェイソン・ブラム氏をプロデューサーとして迎え映画化する。
 また、開発・運営元であるBehaviour Interactiveの上級副社長ステファン・ムルローニー氏もプロデューサーに名を連ねる。上記3名を中心として、映画のフィールド上で『Dead by Daylight』の世界観を作り上げるのに最適な監督および脚本家を選出中とのこと。

 今回の発表に際して、3人のプロデューサーから届いたコメントは以下のとおり。

Atomic Monster創設者兼CEO
ジェームズ・ワン氏
「Behaviour社が世に送り出したゲーム『Dead by Daylight』は、ホラーへの愛を込めたラブレターのようなものです。素晴らしい世界観が構築されており、恐怖映画を作り出すには最高の素材と言えます。我々もこのゲームの大ファンなので、Blumhouseと協力し、直感的で恐ろしい作品を映画館の巨大スクリーンに映し出せることを心より楽しみにしています」

Blumhouse創設者兼CEO
ジェイソン・ブラム氏
「ゲーム『Dead by Daylight』は非常に多くのファンを抱えており、本作の映画化にあたっては同じように世界観を理解し、愛情を注ぐことの出来るパートナーを見つけることがとても大切であると感じています。Behaviour InteractiveとAtomic Monsterは映画化にあたり最高のパートナーであり、ベストな作品に仕上げる為に大いに協力しあえることでしょう」

Behaviour Interactive上級副社長
ステファン・ムルローニー氏
「ホラー映画界のビッグネームであるジェイソン・ブラム氏およびジェームズ・ ワン氏と連携し、『Dead by Daylight』が紡ぎだす世界をさらに新たなフィールドへ広げることができ、大変嬉しく思っています。忘れられない特別なひとときを共に、そして永遠に創り上げるという弊社のモットーを鑑みたとき、『Dead by Daylight』を映画化するにあたり、Atomic Monsterと Blumhouseは非常に理想的なパートナーです」

 また、3人のプロデューサーのほかにエグゼクティブ・プロデューサー(製作総指揮)としてBehaviour InteractiveのCEOであるレミ・ラシン氏、『M3GAN』製作総指揮を務めるAtomic Monsterのマイケル・クリア氏ジャドソン・スコット氏、同じく『M3GAN』の製作総指揮を務めるBlumhouseのライアン・トゥレク氏、ライセンス管理会社Strilker Entertainmentの共同設立者であるラッセル・バインダー氏の名前が発表されている。

 プロデューサーとして既に記載したジェームズ・ワン氏とジェイソン・ブラム氏は6月9日(金)より日本での公開が予定されている『M3GAN』でも共にプロデューサーを務めており、製作総指揮として公表された顔ぶれを見ても『M3GAN』の関係者が非常に多いことがわかる。勿論作品はプロデューサーの名前だけで作られるわけではないが、『Dead by Daylight』の映画化がどのような出来栄えになるのかを予想する際の試金石として、『M3GAN』は役に立つかもしれない。

 数々のホラー作品のエッセンスを取り込んできた『Dead by Daylight』が、映画館のスクリーンにやってくる。詳細はまだ霧の中へ包まれているが、期待に胸を膨らませながら続報を待ち構えよう。

プレスリリース全文は以下のとおり。


全世界の総プレイヤー数5,000万人超、1日あたり約200万人がプレイする大ヒットマルチプレイヤーホラーゲームに新展開!
『Dead by Daylight(デッド・バイ・デイライト)』の映画化が決定
Atomic Monster、Blumhouseとタッグを組み、霧の森を映画館のスクリーンに映し出す

『Dead by Daylight』が『SAW』の監督と『パラノーマル・アクティビティ』のプロデューサーの製作で映画化決定_002

カナダ最大手のゲーム開発・販売会社であるBehaviour Interactive Inc.はこの度、展開する非対称対戦型マルチプレイヤーホラーゲーム『Dead by Daylight(デッド・バイ・デイライト)』の映画化が決定したことを発表いたします。世界的大ヒットとなった本ゲームタイトルの映画化は、Atomic MonsterとBlumhouseとのタッグで実現される運びとなりました。

Behaviour Interactiveにてエグゼクティブバイスプレジデントを務めるStephen Mulrooney(ステファン・ムルローニー)は、以下の様に喜びの声を寄せています。
「ホラー映画界のビッグネームであるJason Blum(ジェイソン・ブラム)氏およびJames Wan(ジェームズ・ワン)氏と連携し、『Dead by Daylight』が紡ぎだす世界をさらに新たなフィールドへ広げることができ、大変嬉しく思っています。忘れられない特別なひとときを共に、そして永遠に創り上げるという弊社のモットーを鑑みたとき、『Dead by Daylight』を映画化するにあたり、Atomic Monster とBlumhouseは非常に理想的なパートナーです。」

Atomic Monster創設者兼CEOのジェームズ・ワン氏は、以下の様に述べています。
「Behaviour社が世に送り出したゲーム『Dead by Daylight』は、ホラーへの愛を込めたラブレターのようなものです。素晴らしい世界観が構築されており、恐怖映画を作り出すには最高の素材と言えます。我々もこのゲームの大ファンなので、Blumhouseと協力し、直感的で恐ろしい作品を映画館の巨大スクリーンに映し出せることを心より楽しみにしています。」

加えて、Blumhouse創設者兼CEOであるジェイソン・ブラム氏は以下の様にコメントしています。
「ゲーム『Dead by Daylight』は非常に多くのファンを抱えており、本作の映画化にあたっては同じように世界観を理解し、愛情を注ぐことの出来るパートナーを見つけることがとても大切であると感じています。Behaviour InteractiveとAtomic Monsterは映画化にあたり最高のパートナーであり、ベストな作品に仕上げる為に大いに協力しあえることでしょう。」

2016年の発売以来、『Dead by Daylight』は全世界で5,000万人以上のプレイヤーを誇り、毎日200万人のプレイヤーがゲームの舞台である霧の森に足を踏み入れています。本タイトルでは、昔ながらのホラーが息づく広大な世界に、TVや映画、ゲームにおける有名キャラクターを次々と迎え入れてきました。『Dead by Daylight』が新たな領域に拡大していくことは、ごく自然な流れであると言えるでしょう。Behaviour Interactive、Atomic Monster、Blumhouseの3社は、映画という新しいフィールドで『Dead by Daylight』シリーズの世界観を作り上げるべく、監督と脚本家の選出を始めています。

この映画のプロデューサーは上述のジェームズ・ワン、ジェイソン・ブラム、ステファン・ムルローニーが務め、エグゼクティブプロデューサーにはBehaviour InteractiveのRémi Racine(レミ・ラシン)、Atomic MonsterのMichael Clear(マイケル・クリア)とJudson Scott(ジャドソン・スコット)、BlumhouseのRyan Turek(ラ イアン・トゥレク)、Striker EntertainmentのRussell Binder(ラッセル・バインダー)が名を連ねています。

Dead by Daylight™ (デッド・バイ・デイライト)について

Behaviour Interactive がお届けする『Dead by Daylight』は、4対1の非対称型でオンライン対戦を行うマルチプレイヤーホラーゲームです。「サバイバルなかくれんぼ」をコンセプトに、ダークファンタジーを演出した本作品は総プレイヤー数5,000万人を突破。全世界を震撼させるゲームへと成長しました。1日あたり約200万人のユーザーがPCやコンソール、モバイルで、ゲームの舞台である「殺戮場」にてキラーと呼ばれる殺人鬼1人と、殺人鬼からの逃亡を試みるサバイバー(生存者)4人に分かれてプレイしています。2016年の発売以来、TVや映画、ゲームにおける伝説的な作品と次々にコラボレーションし、“ホラーの傑作”が集結し再認識される場として世界観ができあがり、対戦ごとに異なる体験を楽しめるのが特徴です。2021年12月27日にテレビ朝日系列にて放送された『国民5万人がガチ投票!テレビゲーム総選挙』でも見事トップ100にランクイン。詳細はdeadbydaylight.comをご覧ください。

Behaviour™ Interactiveについて

カナダ最大のゲーム開発・販売会社であり、今や世界中で1,200人以上のスタッフが従事しています。総プレイヤー数5,000万人を突破したオリジナルゲームタイトル『Dead by Daylight』を代表作に、待望のビルド&レイドゲーム『Meet Your Maker』を含む複数のプロジェクトなどで、自社タイトルのポートフォリオを拡大しています。また、世界でも有数の外部開発サービスのプロバイダーとしてその地位を確立しました。

Behaviour Interactiveのパートナーには、Microsoft、Sony、EA、ワーナー、Netflix、テイクツーなど、世界有数の企業が名を連ね、Deloitte Canadaの「Enterprise Fast 15」と「Best Managed Company」を受賞し、2021年にはGamesIndustry.bizのBest Places to Work – Canada(カナダ国内で最も働きやすい企業)にも選ばれました。モントリオールの本社に加え、トロント(Behaviour Toronto)、シアトル(Midwinter Entertainment)、英国(Behaviour UK – North)にも展開しており、30年以上にわたり世界をリードするゲーム開発会社として成長を続けながら世界的に拡大を続けています。詳細については、https://bhvr.comをご覧ください。

Atomic Monsterについて

Atomic Monsterはジェームズ・ワンが設立した製作会社であり、2015年の『アナベル 死霊館の人形』を皮切りに、『ライト/オフ』(2016年)、『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年)、『死霊館のシスター』(2018 年)、『ラ・ ヨローナ〜泣く女〜』(2019 年)、『アナベル 死霊博物館』(2019 年)、『モータルコンバット』(2021年)などを 発表しています。最新作『M3GAN ミーガン』は世界的な大ヒットを記録し、続編の制作が既に発表されています。テレビシリーズでは、『MACGYVER/マクガイバー』、『スワンプシング』、『ラストサマー』、『アーカイヴ 81』など、ジャンルを問わず様々な作品を製作。今後は、DCコミックスの大ヒット作品『アクアマン』(2018 年)の続編でワン氏監督・製作の『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』や、スティーヴン・キング原作の『セイラムズ・ロット』、ニュー・ライン・シネマの『The Nun 2』、動画配信サービス「Peacock」にて配信決定となった『Untitled Ian McCulloch Project』に製作責任者として参加する予定です。

Blumhouse Productionsについて

Blumhouseはホラージャンルの立役者と見なされるマルチメディア企業であり、150を超える映画やテレビシリーズの製作を手掛け、その興行収入は50億ドル以上にのぼります。同社は『ハロウィン』、『パラノーマル・ アクティビティ』、『パージ』といったホラー映画を代表するシリーズや、大ヒットとなった『M3GAN ミーガン』など、数々の映画を製作。本年はデヴィッド・ゴードン・グリーン監督による『エクソシスト』シリーズの続編やクリス・ワイツ監督の『They Listen』が劇場公開を控えています。テレビの分野でも高く評価されたシリーズやドキュメンタリーを通し、様々なジャンルで人々の興味をかき立てる番組を提供しています。今後配信予定のシリーズにはジャスティナ・マシャド主演の『Horror of Dolores Roach』(Amazon)、アカデミー賞を2回受賞したレネー・ゼルウィガー主演の『The Thing About Pam』(NBC)、ジェイミー・リー・カーティス製作のオリジナルシリーズ『The Sticky』(Amazon)、『ザ・ジンクス』(HBO)、『我々の父親』(Netflix)、アカデミー賞にノミネートされたイーサン・ホーク主演の人気シリーズ『The Good Lord Bird』(Showtime)があります。同社はまた、Amazonの『Welcome to the Blumhouse』といったストリーミングアンソロジーシリーズや、MGM+のホラー/スリラー映画も製作しています。

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編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

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