東京大学法学部・教養学部学生有志らによる実演企画「AI法廷の模擬裁判」が、東京大学の文化祭「五月祭」が行われる5月13日に開催されることが決定しました。
【重大告知】
— AI法廷の模擬裁判/東大五月祭 (@AI_Judge_May) March 15, 2023
機械に人は裁けるか−−?
GPT4を”裁判官”にした、国内初の模擬裁判公開実演。
5/13(土)、五月祭1日目。
東京大学本郷キャンパス安田講堂にて開廷。 pic.twitter.com/xzq9gqeIfN
この模擬裁判は、GPT-4というAI技術を用いた”AI裁判官”が人を裁く模擬法廷です。裁判所の負荷軽減や裁判の迅速化などの課題解決につながることが期待されます。
近年、AI技術の進化に伴い、AIを裁判に活用することが話題となっています。AI裁判官の導入によって、裁判所の負荷軽減や裁判の迅速化、または偏見やエゴ、感情などが裁判に影響を与えることのない公平な判断を行うことが期待されています。
しかし、一方でAI技術の進化によって、裁判所が置かれている倫理的・人権的な問題、AI裁判官が誤った判断を下す可能性、人間らしさの欠如などの懸念も浮上しています。
このようなAI裁判官のメリットとデメリットについて、模擬裁判を通じて議論を深めることができます。
当日はAI技術を活用した新しい裁判の在り方について考える貴重な機会となるでしょう。
なお、五月祭は、東京大学本郷キャンパスで毎年開催される学園祭で、多数の学生サークルや部活動による出店やパフォーマンス、イベントが行われます。今年の五月祭は、5月13日(土)と5月14日(日)の2日間にわたって開催され、一般市民も参加できます。
五月祭全体の詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。