開発元のSukeban Gamesは4月1日(土)、『VA-11 Hall-A』に関連する新コンテンツ『VA-11 Hall-A: Red-Green Blues』を発表した。
One fateful summer, an old friend of Dana's came to Glitch City.
— Sukeban Games (@SukebanGames) March 31, 2023
To her friends, she's Iris Ignis.
To her enemies, she's The Green Death.
VA-11 Hall-A: Red-Green Blues
Coming soon…https://t.co/yvq4ntCI4x pic.twitter.com/LXWYz544bG
『VA-11 Hall-A』はPC(Steam)版が2016年にリリースされたビジュアルノベルゲーム。プレイヤーはサイバーパンクディストピアのバー「VA-11 HALL-A(ヴァルハラ)」のバーテンダー「ジル」の視点から、荒廃した世界に生きるハッカーやアンドロイド、水槽に入った人間の脳など、さまざまな人々と交流していく。
PC-98時代のアドベンチャーゲームをリスペクトしたビジュアルデザインや、会話内容の選択ではなく提供するドリンクによって物語が変化するという独特のシステムを特徴としている。そのストーリーとデザインを中心に広く高い評価を獲得しており、記事執筆時点ではPSVita、PS4、Nintendo Switchなどへの移植も行われている。
なお、続編として『N1RV Ann-A(ニルヴァーナ)』の存在が明らかにされているが、こちらは2020年12月時点でリリース予定日を未定とすることが報告された。そのほかにも、2023年1月にはスピンオフ短編小説『VA-11 Hall-A: Sapphic Pussy Rhapsody』をitch.ioにて無料で配信するなどの展開を見せてきた。
このたび発表された『VA-11 Hall-A: Red-Green Blues』では、ゲーム本編ではジルの務めるバーのオーナーとなっている「デイナ・ゼイン(Dana Zane)」の過去にまつわるストーリーが描かれるようだ。彼女の旧友「Iris Ignis」がゲームの舞台であるグリッチシティに訪れるという。
記事執筆時点ではコンテンツの形態は不明だが、発表時点でドラフトは完成しており、今後は編集およびイラストや翻訳の準備にあたっていくとしている。
デイナのストーリーについては『VA-11 Hall-A』がプロトタイプ段階だった時期から書き溜めてきたもので、現在では「『VA-11 Hall-A: Sapphic Pussy Rhapsody』4本分」にもおよぶボリュームに達しているとのこと。記事執筆時点ではコンテンツの詳細や販売形態などは明らかにされておらず、今後の続報にも注目していきたい。