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名作フリーゲーム『Elona』の続編『Elin』、クラウドファンディングを5月に実施決定。圧倒的な自由度を受け継ぎ、サバイバル要素や拠点の建設・運営機能なども追加する

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 『Elona』の作者として知られるnoa(lafrontier)氏は4月8日(土)、開発中の新作ゲーム『Elin』のクラウドファンディングを実施すると発表した。キャンペーンは「Kickstarter」にて、約1か月後(2023年5月)に開始するとしている。

 『Elona』はもともと、2007年に公開されたフリーウェアのローグライクRPGだ。「イルヴァ」と呼ばれる世界を舞台に、ダンジョンの攻略やフィールドの探索といったオーソドックスな要素から、アイテムの生産や釣り、牧場経営、ペットの育成、楽器の演奏、窃盗、結婚など非常に幅広い要素を楽しめる点が特徴の人気作である。

 『Elona』自体は2011年に更新の中止が発表され、希望者にはソースコードの配布も行われた。その後、ライトニングゲームスによる『Elona Mobile』をはじめとする派生作品が生み出されている。

 『Elin』はそんな『Elona』の続編に相当し、noa氏のブログ「エーテルの風に吹かれて」や海外ユーザー向けに「Reddit」上で開発の進捗が報告されてきた。2022年10月にはSteamのストアページがオープンし、サバイバル要素や拠点の建設・運営といった機能を盛り込んでいくことが伝えられた。

 このたびのクラウドファンディングについては「Elinのビジョンを共有し、Elinを最高のゲームにするために」実施するとしている。記事執筆時点ではプレローンチページが公開されているにとどまり、具体的なスケジュールや支援のプラン、リターンなどについては明らかにされていない。

 Steamストアページの情報によれば『Elin』は2023年内に早期アクセス版の配信を目指しており、1年~2年にわたる早期アクセス期間でメインシナリオ、メインクエストをはじめとするコンテンツの追加を行っていくとのこと。さらにプレイヤーからのフィードバックに基づき、既存のコンテンツの拡張や強化を進める姿勢を示している。

『Elona』の後継作『Elin』がクラウドファンディングを5月に実施決定_001
(画像はSteam『Elin』ストアページより)

 なお、以前の発表では『Elin』が『Elona』以上に複雑な作品となるため、完成には時間がかかると言及されている。今回発表されたクラウドファンディングの件もふくめ、気長に続報を待ちたいところだ。『Elin』に関する詳細については、公式サイトやnoa氏のTwitter、Reddit、Discordなども参照されたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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